全国高校総体(インターハイ)陸上の男子走り幅跳び決勝が8月3日に三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で行われ、7メートル67(追い風3.9メートル)をマークした海鋒泰輝(千葉・西武台千葉3年)が初優勝を果たした。高校歴代8位タイの7メートル75(追い風1.8メートル)を持ちながら、3回目を終えて4位となかなか波に乗れなかった。それでも4回目にトップの永岡宗一郎(島根・出雲3年)に並び、2番目の記録の差で海鋒に軍配が上がった。父・佳輝さんは走り高跳びで29年前のインターハイチャンピオン。「3年間の目標だった」という全国制覇を遂げ、偉大な父に肩を並べた。

海鋒泰輝の話「インターハイで1番になりたいという思いがとても強かった。去年のインターハイは、大事なときに怪我をしてしまい、走り幅跳びもリレーも台無しにしてしまった。今年はそんな後悔をしたくなかった。これまでケガや負けることもあって、一緒に悔しい思いをしてくれた仲間の支えもあって今がある。監督やチームメート、家族などいろいろな人に感謝したいです」(文・小野哲史、写真・幡原裕治)

インターハイ男子走り幅跳びで優勝した海鋒泰輝