特別な道具がなくても簡単にできるストレッチ方法を、東海大学健康学部教授の有賀誠司先生に教えてもらいました。(構成・小野哲史、写真・田部翔太、モデル・柏木達哉)
授業や自宅での勉強による長時間の座り姿勢で、こった首をほぐすストレッチを紹介します。筋肉には運動をした際に、反対の動きをする拮抗(きっこう)筋があり、ここでは筋肉を縮めたときに、逆側が緩む性質を利用します。「どれだけ伸ばすか」ではなく、「ほぐす」ことで動きを円滑にするのが目的の動的ストレッチです。
首
頭を前傾させた状態で、リラックスしながらゆっくりと左右に10回動かす。首の後ろから肩にかけて伸びを感じる。
(注意)勢いよく行うと首筋を痛めやすい。また、筋肉が緊張し、ほぐす効果が弱まってしまう。
★バリエーション
あごを上げた状態で、左右に動かす。左上、右上を交互に見るイメージ。
- 有賀誠司先生(東海大学健康学部教授)
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