ほかの大学とはユニークな教育システムで知られる慶應義塾大学のSFC。学生たちは、興味や才能を生かして自由に学んでいる。そんな大学生活の一端を2年生の高橋英礼奈さんにシリーズで紹介してもらいます。

三田祭の実行委員会も務める高橋さん

初めまして。高校生新聞を読んでいる皆さん、こんにちは! 慶應義塾大学環境情報学部2年の高橋英礼奈です。 私も高校の時に、よく高校生新聞を読んでいたのでとっても懐かしい気分でいっぱいです。

大学では主に脳科学や政治、まちづくりについて学んでいます。三田キャンパスの学園祭「三田祭」の実行委員会に所属していて、大学外では地元の親善観光大使なども務めています。

これから数カ月間、私のキャンパスライフについてゆるく特にテーマを絞らず執筆させていただきます! ともかく読んでくださる方に、少しでも慶應の大学生活を知ってもらえるとうれしいです。

授業もサークルも決断の連続

今回は、1年生だった昨年の履修や1日の過ごし方について紹介します。

昨年の春を振り返ってみると、新生活に慣れていなかったことを思い出します。高校卒業をしてすぐに大学で新入生向けの学力テストを受けて、あっという間に入学式、初登校日を迎えました。

私は小中高一貫校にいたので、12年ぶりの友達作りに、とても緊張していました。読んでいる皆さんを不安にさせてごめんなさい。でも、きっと大丈夫です(笑)。こんな私でも友達はできました!

私が大学に入学して一番驚いたことは「自由、自分次第!」ということです。履修(時間割)を決めるのも「自由、自分次第!」、サークル選びも「自由、自分次第!」。新歓イベントに参加するのも「自由、自分次第!」。

え、授業中みんなパソコンでノートを取るの…? 登校用のバスの列長すぎ…。「エグ単」と「楽単」ってなに…?もちろん環境の変化というものは、想像よりもずっとハードでした。(笑)

加えて、私は結構優柔不断な性格なので、正直、大学生活の何もかも決断しなければならない現実にとても苦労しました。高校時代のように与えられたものを与えられたようにやっていればいいというものではなかったからです。でも、そのような自由を待ち望んでいる人もいると思います。

必修はごくわずか、1年生からゼミに入れる

そんな私が1年生の最初の学期に過ごした時間割はこれでした。

高橋さんの1年生の最初の学期に過ごした時間割

私の学部は必修が少ないことが特徴です。そのため、自分に将来必要な学問を見越して授業をとるなど、興味・関心に合わせて履修を組むことができます。

私は入っていなかったのですが、私が通うSFCは、1年生から研究会(ゼミ)に入ることができます。1年生の時から研究に触れられるのはすごく良い特徴だと思います! 

1日の過ごし方をグラフにしてみるとこのような感じになります! アルバイトやサークル、勉強といった全てをこなすために大学生になってから 「TODOリスト」を作るようになりました(笑)

高橋さんの1日の過ごし方

「SFCにはすごい人がたくさんいる」とよく言われ、新入生は不安になりがちです。でも、すごい人はすごい人でみんな分野が違います。私は、「自分がやりたいことを貫けばいい」ということに気づいて、今もそのことを心に留めて生活しています!

次回は私の通うSFCのシステムやキャンパスライフについてより詳しく書かせていただきます!