こんにちは! 私は今昨年8月から10カ月間、アメリカへホームステイをしています。授業でコンサートバンドの授業を取っていて、課外ではジャズバンドと女声合唱に参加しています。オーケストラと混声合唱の合計5つの音楽バンドに参加している生徒たちで、4月に4日間、フィラデルフィアにバンドトリップをしてきました!(高校生記者・江尻広音=2年)
ガイドの話が理解できた 英語の上達を実感
この旅行は1・2日目は観光、3日目にその街で行われるコンクールに出て4日に帰るスケジュールです。初日はまさかの朝4時に学校に集合で、とても眠くて今すぐにでも眠ってしまいそうになりながら学校に向かいました。フィラデルフィアはアメリカが独立したときに首都だった都市なのでたくさんの歴史的な建物が残っています。中心地の周りのデパート等の建物も少し古めなデザインの建築が立ち並んでおり、レトロでとてもおしゃれな街でした。
1日目はフィラデルフィアの歴史的建造物ツアーをしました。ガイドさんの案内で元議会だった場所や元国立銀行だった場所に行きました。学校でのUS Historyの授業で習った出来事や人物の名前が説明の中に出てきて、ガイドさんの話がしっかり理解できてとても嬉しかったです。アメリカに来たばかりのときは学校の先生が何を言っているか理解するのにとても苦労していましたが、ここで役に立って頑張って辞書を引いたり勉強したりして良かったなと思いました。基本的なことを覚えていたから知らなかったことを聞いてもすぐに理解することができてとてもためになりました。
心霊スポットで有名 昔の刑務所を見学
2日目はイースタン州立刑務所を見学しに行きました。この刑務所は1800年台から1900年台に使われていたとても大きな刑務所です。世界的に有名なギャング、アル・カポネも10カ月間のみですが収容されていました。刑務所だからか、かなり頑丈に作られているようで(修復もされていたかも…)今でも使えそうなほど原型をとどめていました。アル・カポネの部屋も見学しました。彼はお金で警官を買収してソファやラジオなどを特別に手に入れていたため、他の部屋とは比べ物にならないくらい豪華なものでした。
この刑務所は心霊スポットとしても有名で、皆で写真を確認して心霊写真を探したりしました。見学をした時間が朝だったのであまり怖くなかったのですが、ハロウィーンの時期はナイトツアーもやっているほど、夜にはとても雰囲気が出て怖そうでした。
その後、アートミュージアムに行きました。この美術館はとても大きく、ゴッホのひまわりの1枚もある有名な美術館ですが、特に有名なのは美術館前の大階段です。なぜかというとこの階段は映画『ロッキー』で主人公のロッキーがトレーニングをした階段だからです。皆で階段を駆け上って、一番上についたときに両手を上げて写真を撮りました。階段の一番上の中心のところにはロッキーと書かれた足跡がありました。実は私はロッキーを見たことがなかったのであまりピンとこなかったのですが、階段の上からの景色はとてもきれいで感動しました。
コンクールでトロンボーンやパーカッションを演奏
コンクールでは、私はコンサートバンドでパーカッション、ジャズバンドでトロンボーンを演奏しました。Treble choir(女声合唱)でも歌いました。結果は両方のバンドで銀賞、Treble choir では金賞をいただくことができました。実現するかは未定ですが、Treble choirはニューヨークのカーネギーホールでのコンサートにも招待されました。
コンクールの結果発表を兼ねてホテルでBanquetが執り行われました。食事の後はパーティーでDJの人が曲を流してくれてダンスをしました。とても学校行事(?)とは思えないくらい楽しくて、改めてアメリカのパーティーが好きになりました。