有賀誠司先生(東海大学健康学部教授)
 
あるが・せいじ  1962年、東京都生まれ。筋力トレーニングに関する研究を行うとともに、多くのアスリートのトレーニング指導に携わる。著書に「ストレッチ大全」(成美堂出版)、「基礎から学ぶ!筋力トレーニング」(ベースボールマガジン社)など多数。
 

今回は寝る前にリラックスできるストレッチです。

ベッドや布団の上で、大きく息を吸ってゆっくり吐きながら、それぞれの部位を伸ばします。これにより、体の回復機能を高める副交感神経の働きを促すとともに、ぐっすり眠れる効果が期待できます。(構成・小野哲史、写真・田部翔太、モデル・武藤千夏)

股関節のインナーマッスルを意識しよう

 

仰向けに寝て両ひざを立て、同じ方向に両ひざを倒す。倒したときに下にある足をもう片方のひざに乗せて、10~20秒間キープ。逆の脚も同様に行う。

腰(おしり)は床から離さないようにしよう。腕を両脇に自然に伸ばし、上半身を支える。腰を押さえてもよい。

NG

 

おしりを浮かせてしまわない。これでは体幹にひねりが加わり、股関節が伸びない。