文部科学省は2月15日、2018年度の国公立大学入試2次試験の確定志願者数(出願者数)を発表した。国公立あわせて168大学が10万547人を募集し、のべ46万5708人が志願した。

国公立大学の2018年度入試(左側)と17年度入試(右側)の志願状況の比較(文部科学省の資料から)

国立大学は、82大学が7万8998人を募集し、のべ33万205人が出願した。倍率は4.2倍で昨年から横ばいだった。募集人数の約8割を占める前期日程は、6万4344人の募集に対し、19万5255人が出願し、倍率は3.0倍と昨年(3.1倍)から微減した。後期日程は1万4654人の募集に対して13万4950人が出願、倍率は9.2倍(昨年は9.3倍)だった。国立大学は、東大など難関大を中心に推薦入試やAO入試の導入に伴い後期日程入試を取りやめたり縮小したりする動きがあり、募集人数が減少傾向だ。18年度は、一橋大学が社会学部と法学部の後期入試を取りやめた。

公立大学は、86大学が2万1549人を募集し、のべ13万5503人が出願した。倍率は6.3倍で昨年(6.4倍)よりわずかに減った。募集人数の約7割を占める前期日程は、1万5650人の募集に対し、6万2607人が出願し、倍率は4.0倍と昨年から横ばいだった。公立大は募集する大学が昨年より2大学増え、募集人数も前期日程、中期日程(2193人)、後期日程(3706人)とも昨年より増えた。なお、国際教養大学など一部の公立大学は独自日程入試のため、集計対象に含まれない。

国公立大学の2次試験は2月25日から始まる。