僕の通う國學院大學久我山中学高校の文化祭「久我山祭」は9月23日、24日の2日間、行われました。今年のテーマは「藝」と書いて、「アート」。「藝」には文化的な芸術のみでなく「人間の知恵と腕によって編み出す」という意味もあり、文武両道を掲げる久我山が行う文化祭にふさわしいテーマです。(高校生記者・矢舗怜央奈1年)

黄色い歓声上がる男女逆転ダンス 

久我山は「男女別学校」。授業は男女でクラスを分けて行い、部活や行事は男女共学で行うという少々特殊なスタイルです。そして久我山祭はそんな男女で力を合わせて行うイベントの一つで、久我山生一同の力が結集する場。僕は実行委員の一人として、初めてこの久我山祭に参加しました。

久我山祭は多くのイベントが途切れることなくステージをはじめとした多くの場所にて開催され、お客さまを飽きさせません。中でも紹介したいのは「Mr.久我女 Miss久我男」。男子は女装し、女子は男装して部活動ごとにダンスを披露するという伝統的なイベントの一つです。1日目のラストということもあって、最大級の歓声が上がりました。

いつもは男らしく豪快なラグビー部が女装したり、スマートな印象のあるバレー部が男装したりして披露するダンスは、時に黄色い歓声を誘い、時に笑い声を誘います。まさにステージと観客が一体になり、興奮と熱狂に包まれます。

駄菓子やプロテインバー 多彩な出店

また、久我山では、1年生がクラス展示、2年生が飲食店出店と役割が決まっています。広場を中心に2年生のクラスや有志で出店してくださった久我山地域の飲食店がテントを張ってお店を営業し、にぎわいます。

生徒による店では駄菓子やシューアイス、まさかの「プロテインバー」など多種多様でとても美味なものばかりがそろっていました。今年はもう終わってしまいましたが、この記事を読んでくださった方はぜひ来年いらしてください。きっとあなたを満足させてくれるはずです。