今夏の全国高校総体(インターハイ)陸上競技が行われる岡山に、大会ヒロインになろうと誓い合っている2人の女子選手がいる。倉敷中央の2年生、斎藤愛美(短距離)と野口理帆(走り幅跳び)だ。
3月13日、日本ジュニア室内陸上(大阪城ホール)の60メートルに斎藤が、走り幅跳びに野口がそれぞれ出場した。2人とも、新3年生以下で最上位となる2位入賞を果たした。
斎藤は60メートル予選を全体トップの7秒46で通過。決勝は7秒51を記録し、昨年のインターハイ100メートル優勝者で2学年上のエドバー・イヨバ(東京・東京高卒・日大1年)に0秒02差まで迫った。
昨年はインターハイ200メートルで8位入賞。国体少年女子B100メートルを11秒83で制した。日本陸連の「オリンピック育成競技者」に選ばれており、新シーズンに向けて「岡山インターハイで勝つことを考えて冬季練習に取り組んできました。特に200メートルで勝ちたい」と力を込める。
野口は日本ジュニア室内陸上の走り幅跳びで5メートル81をマーク。インターハイ連覇を目指す竹内真弥(大阪・摂津3年)らに勝ち、インターハイ上位候補に浮上した。「斎藤の活躍に負けないよう、岡山県高校記録の6メートル15を超えて優勝したい」と意気込む。
(中尾義理)