3人バスケも初採用

国際オリンピック委員会(IOC)はローザンヌで開いた臨時理事会で、2020年東京五輪の新種目に柔道混合団体や卓球混合ダブルスを選んだ。いずれも日本のメダル獲得が有望視される種目だ。また、若者に人気のバスケットボール3人制も初採用が決まった。

昨年のリオデジャネイロ五輪では28競技306種目が実施されたが、東京五輪は321種目に増える。野球・ソフトボール、空手など18の追加種目を含めると339種目となった。一方で、選手数は全体で285人減らし、陸上、重量挙げ、レスリングで削減数が目立った。

IOCが男女平等を重視した結果、男女混合種目は18に倍増。出場選手に占める女子の比率は過去最高を更新する48.8%(追加種目を除く)と、5割に迫った。男女混合種目や若者を意識した種目を積極的に採用したことで、あまりなじみのない新種目も増え、五輪の変容ぶりを示した。

新種目のメダルに期待

リオ五輪で日本勢が過去最多のメダルを獲得し「お家芸」復活を印象づけた柔道では、男女3人ずつで行う混合団体が採用された。卓球の混合ダブルスも先の世界選手権で日本勢ペアが48年ぶりに金メダルを獲得しており、3年後の東京五輪に向けて期待が膨らむ。