9月14、16 日にあった東京・玉川聖学院の学院祭で、高校2年生4クラスが「食べて、支える」と題して東日本大震災の被災地を支援するため、岩手、宮城、福島各県の特産品を販売した。

宮城県の高校に以前勤めていた鷹取慎一先生の呼び掛けに応じた各クラスが、岩手県宮古市田老のアイスクリーム、宮城県石巻市の笹かまぼこ、福島県南相馬市のとうふケーキなど6種の商品を取り寄せた。

生徒の間では当初、文化祭で被災地支援をすることに「雰囲気がしんみりしてしまうのでは」という戸惑いもあったという。だが、取り寄せた商品はどれも絶品。当日、自ら購入して食べた上で、味をアピールする生徒も。全商品を完売した。

「みんなで支援しようという一体感があった」(斉藤綾華さん)、「文化祭の販売の新しい形ができた」(伊藤舞花さん)と、結果に満足していた。