高校生が3人1チームで、地元の特産物を使ったオリジナル料理を考案・調理する「第4回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の決勝大会が10月16日、東京で開かれた。今年は全国から138校が参加し、書類審査、地方予選などで選ばれた8校の中から日本一のグルメが決定した。(文・中田宗孝、写真・幡原裕治)
生産量日本一の茨城産のレンコンをたっぷり使用した「れんコーン!洋風春巻き」を提供し、準優勝(農水省生産局長賞)した茨城・真壁高校。
プレゼンでは、茨城が生産量日本一を誇るチンゲンサイとピーマンもPRした。また、土浦市の特産品レンコンをモチーフにしたゆるキャラ「つちまる」を登場させて紹介し、会場を沸かせた。
メンバーの3人は、ジャムや味噌作りなどを行う農業科の生徒だが、実は誰も本格的な調理経験がなく不安いっぱいの始まりだった。岡崎久美さん(2年)は、「揚げの温度調整がうまくいき、一番おいしい春巻きが作れた。本音を言えば優勝したかった」と、悔しさをのぞかせた。