大学のキャンパスが1年で最も華やぐのが学園祭!スケールも企画も高校の文化祭とは一味違います。学生や先生の姿を見ることで、志望大学選びの参考にもなるはず。気になる大学に足を運んでみましょう!

高校生新聞10月号では、東西7大学の実行委員長に学園祭の見どころを聞きました!また、各大学の学園祭一覧も掲載(2014年10月10日~11月30日開催分)していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

★高校生新聞厳選112大学★
秋の学園祭一覧(2014年10月10日(金)~11月30日(日)開催分)
※複数キャンパスで開催される場合は、キャンパスがある都道府県に掲載しています。
※開催キャンパス、日程等は変更になる場合がありますので、必ず大学のホームページ等で確認してください。

(1)学園祭特集 北海道・東北こちらから
 (2)学園祭特集 関東(東京除く)こちらから
 (3)学園祭特集 東京こちらから
 (4)学園祭特集 東海・北信越こちらから
 (5)学園祭特集 近畿こちらから
 (6)学園祭特集 中国・四国こちらから
 (7)学園祭特集 九州こちらから

★東西7大学 実行委員長に聞く!★

◆一橋大学 
 一橋祭〈11月1日(土)~3日(月・祝)〉

学問を体感できます
 ゼミの発表や、名物教授、政治家による講演が行われ、アカデミックな雰囲気を感じられるのが一橋祭の特長。高校生にぜひ注目してほしいのは、全4学部の教授が集まり、1つのテーマについて熱い議論を交わす「四学部合同公開講義~「正義」を多方面から考える~」(2日)です。全学部の魅力を一度に体感できるイベントです。
 また、「受験生相談会」(2・3日)では、現役一橋生が受験生の悩みごとを聞き、親身に答えます。志望学部のこと、苦手教科の克服法、リアルな大学生活など、どんなことでも気がねなく聞いてください! 相談会場では受験生応援冊子「秋本」も無料配布(1日は案内所配布)しますので、手にとってみてくださいね。
 そして、多くのサークル、同好会、寮生などがパフォーマンスを競いあう「クラブ対抗歌合戦」(1・3日)は、毎年大盛りあがりの一大イベント。普段の一橋生とはまた別のはっちゃけた姿(笑)が垣間見えて面白いですよ。3日間の一橋祭期間中は、大学のある国立市でも大きな祭りが開催されており、街全体が活気にあふれています。国立駅を降りてすぐお祭りムードが楽しめます!

原澤大地さん(3年、群馬・沼田高校出身)

◆早稲田大学
 早稲田祭〈11月1日(土)~2日(日)〉

16万人が楽しむ大イベント
 早稲田祭は、毎年2日間で約16万人もの来場者が訪れます。高校の文化祭以上のスケールの大きさや早大生の個性が体現されたオリジナル企画を楽しんでもらえるはず。参加する全てのイベントと模擬店が見どころだと自信を持ってオススメします。
 学園祭というとサークルの企画が盛り上がるイメージがあると思いますが、早稲田で学べる学問に触れられるゼミの発表も見られます。受験生には大いに参考になると思います。
 時間の許すかぎり、多くの企画に触れていただければ、早大生・早稲田大学を知ることができます。「早稲田祭2014」を体験できるのは今年1回しかありません。お見逃しなく!
 今年から屋外のステージのイベント合間にお笑いのミニライブやダンスなど、「転換企画」を実施します。イベントとイベントの待ち時間も来場者に楽しんでいただけるパフォーマンスをお見せします。
 また、戸山キャンパス31号館にある「ミルクホール」というパン屋さんと実行委員会がコラボして早稲田祭限定パンを全日販売します。早大生に人気のパンなので、この機会に食べてみてはいかがでしょうか。

米原翔馬さん(3年、東京・芝高校出身)

◆慶應義塾大学 
 三田祭〈11月21日(金)~24日(月・振)〉

塾生のパワーを魅せます!
 約500の学生団体が参加する三田祭。今年はメーンステージに190インチの大型スクリーンを新たに設置し、プロ顔負けのダンスサークルの公演をはじめとする人気イベントが遠くからでも楽しめるようになります。
 また、塾生の素顔が知れるのも三田祭の魅力です。(付属高校から進学した)内部生が「ムチャぶり」に挑戦する「KEIO DERBY~日本最大の内輪揉め、開戦~」(21日)は、慶應の特色がより鮮明に分かる注目のイベントです。ぜひ、エネルギッシュな塾生の姿を見に来てください!
 南校舎では3、4年生がゼミの研究成果を発表します。高校生が進路選択をする際の参考にもなり、受験勉強のモチベーションも上がるはずです。
 他にも、「恐怖特論」(23日)という企画は、テーマに沿って法学部の赤木完爾教授、文学部の梅田聡教授らが語り合います。講演を聴いたあなたも登壇する教授の授業を受けてみたくなるでしょう。

伊藤隆広さん (4年、埼玉・慶應義塾志木高校出身)

◆上智大学 
 ソフィア祭〈11月1日(土)~3日(月・祝)〉

パフォーマンスは圧巻
 期間中、メーンストリートで開催する、ダンスサークル、アカペラ、アイドル研究会などによる団体パフォーマンスはとにかくすごいので見逃さないでください。「ミスター&ミスソフィアコンテスト」(3日)は、学外でも毎年話題になる名物イベントです。
 高校生のみなさんにオススメなのは上智生が普段受講する授業を体験できる「模擬授業」(1~3日)。特に今年から新設された総合グローバル学科(2・3日)の模擬授業は注目度が高いようです。上智大学の受験を考えている高校生は、「学校紹介企画」(1~3日)に参加すると、現役上智生から受験アドバイスを受けられます。もちろん、全学科の学生が集まっています。
 今年のソフィア祭のスローガンは「Journey」。昨年、上智大学は創立100周年を迎え、101年目の今年は次なる100年に向けて旅立ちであるという意味を込めています。「Journey」をイメージした巨大オブジェやユニークな看板が学内のいたるところに展示されます。クオリティの高い装飾も楽しんでいただければうれしいです。

斉藤昂平さん (3年、東京・桜美林高校出身)

◆同志社大学 
 同志社EVE〈11月26日(水)~28日(金)〉

爆笑企画が目白押し
 今年しか体験できないイベントが目白押しです! パフォーマンスに自信のある同志社生が集う「俺たちのNo.1~特技あるやつ出てこいや!~」(27日)は爆笑の企画。ダンス、一発ギャグ、ネギの早食い(笑)など、披露する芸はなんでもあり。来場者のみなさんに審査員になってもらい、優勝者を決めてもらいます。
 京都で有名なホルモン焼肉店をはじめ、数社の食品企業と実行委員会がコラボしたオリジナルフードを全日販売します。ここでしか味わえない絶品グルメを食べられます。
 日が落ちるとイルミネーションを学内の大きな木に飾った「EVEツリー」がライトアップ。幻想的な雰囲気に包まれます。
 ディープな同志社生を見てみたいなら、男子寮の学生による毎年恒例の名物企画「大成寮オカマバー2014」(26~28日)へ。女子力の高い(笑)男子寮生がみなさんをお待ちしています。
 今年の同志社EVEのマスコット「ジャンプ君」を来場者に見つけてもらう「隠れジャンプ君を探せ」(26~28日)という企画もあります。校内のあちこちの出店に紛れたジャンプ君を見つけてシールを集めると、案内所でステキな景品と交換できますよ。

中野里保さん (3年、愛知・愛知淑徳高校出身)

◆大阪大学 
 まちかね祭〈11月1日(土)~3日(月・祝)〉

阪大生だからできる企画です
 今年のテーマは「祭(さい)は投げられた」。阪大生から募った案から選びました。「余計なことは考えずに、まちかね祭を目一杯楽しんでほしい」という思いを込めています。見どころは、最終日3日の17時半から始まる、3本立てのFinale企画です。1本目は「まちかねソニック2014」。阪大に数多くある音楽系のサークルが、熱いバトルを繰り広げます。2本目は、恒例の「O-1 GrandPrix」。阪大で一番「おもろい」と自負する学生が集まり、雌雄を決します。トリを飾るのは「MissHandai Contest 2014」。2日目の予選を経て、5人のファイナリストからグランプリと準グランプリが決まります。
 他にもテレビ番組で話題になった数学科教授のコンサートなど、ユニークな企画が目白押しです。阪大でしか味わえない、独特の雰囲気を味わっていただければと思います。

中谷光宏さん(3年、三重・津高校出身)

◆神戸大学 
 六甲祭〈11月8日(土)~9日(日)〉

帰ってきた「ロッコー」
今年のメーンテーマは「ロッコー、フッカツ」。昨年まで工事のため使えなかった歴史ある「六甲台キャンパス」に六甲祭が戻ってくるということで、新たな神戸大の学園祭のイメージ作りのために、この1年間いろいろな企画作りに取り組んできました。
 プロのミュージシャンによるコンサート、ソチ五輪でフィギュアスケート女子日本代表として活躍された鈴木明子さんの講演など見どころ満載。3年前から始めた「ミスコン」にも力を入れています。
 神戸大志望の高校生のみなさんにも、学生たちが六甲祭で頑張っている姿を直に見てもらいたいですね。
 教授の方に模擬授業をしていただく企画もあります。勉強の方法など聞きたいことがあったら、気軽に遊びにきてもらって、教授や学生にどんどん質問してもらって、神戸大の良さを実感してもらいたいと思います。

祐川雄太さん(3年、北海道帯広柏葉高校出身)