全国高校総体(インターハイ)陸上の男女短距離で東京高(東京)が伝説をつくった。大嶋健太(3年)とエドバー・イヨバ(3年)が男女100㍍でアベック2連覇を果たし、ともにアンカーを走った400㍍リレーも東京高が大会初のアベック優勝。スプリント種目を席巻した。

男子のエース大嶋は100㍍決勝で好スタートを切り、世界ユース選手権優勝のサニブラウン・A・ハキーム(東京・城西大城西2年)の猛追を0.01秒差でかわした。駆け抜けた10秒29は大嶋の自己ベスト。大嶋の勝負強さが光った。

大嶋は200㍍でも5位。短距離2種目で3年連続入賞という快挙を「100㍍は絶対勝つ気持ち、200㍍は楽しもうと思って走りました」と振り返り、「100㍍の後半の走りを鍛えて、9秒台を目指していきたい」と夢を大きくした。

父がナイジェリア人のエドバーは、100㍍では連覇のプレッシャーに打ち勝ち、200㍍は無欲の3位入賞。一番欲しかったリレーの栄冠も手に入れ、「しっかり走りきれてよかったです」と喜んだ。
大村邦英監督は「部員たちには自信を持っていけと言っていました。男女の100㍍連覇とリレーの優勝は『伝説になる』と言われます。よくやってくれました」。偉業を成し遂げたチームが監督の目に頼もしく映った。(中尾義理)