全国の高校生が5人1チームで俳句と鑑賞力を競い合う「第28回俳句甲子園(全国高校俳句選手権大会)」(俳句甲子園実行委員会主催)が8月22~24日、愛媛県松山市で開催された。6月の地方大会を勝ち抜いた32チームが全国大会に挑んだ。表彰校、表彰者を紹介する。
団体表彰
優勝
- 神奈川・横浜翠嵐高校
準優勝
- 京都・洛南高校
第3位
- 山形・山形東高校
- 東京・洗足学園高校A
- 東京・開成高校B
- 愛媛・松山東高校
団体奨励賞
- 愛媛・愛光高校
- 岩手・水沢高校
- 福島・磐城高校
- 東京・開成高校A
- 宮崎・尚学館高校
- 愛媛・松山東高校
個人表彰(優秀賞以上、敬称略)
最優秀賞
- 本間まどか(学習院女子高校2年) 天に地に鶺鴒の尾の触れずあり
優秀賞
- 那住悠太(神奈川県立横浜翠嵐高校2年) 水打つて昭和百年目を生きる
- 有澤大輝(開成高校B1年) 寄せ書きを囲ふあかるい蔦が要る
- 福村紗矢(神奈川県立横浜翠嵐高校1年) 家系図に知らぬ百人秋簾
- 林田理世(洗足学園高校A2年) ねむる天牛だめなことをだめって言うちから
- 東海林あや(山形県立山形東高校2年) 親の怒号教師の怒号百合ひらく
- 工藤直樹(開成高校A3年) 少年はよき耳を持ち青田風
- 鬼澤優太朗(開成高校A3年) 傍聴にゆく葉桜の並木かな
- 森山文結(延岡学園尚学館高等部2年) 終点の駅の匂ひや百日紅
- 原島奏(開成高校B1年) 阿弖流為に今も愛され石叩
- 太田惺(開成高校A2年) かんたんな喉なりけり心太
- 中澤美賀(岩手県立水沢高校3年) 天牛の孤独に湖の広がりぬ
- 坂上昊翼(愛媛県立松山東高校3年) 百歳を迎へし肌や花衣
- 吉村優菜(福島県立磐城高校3年) 元母に会いにゆくバス青田波


















