7月29日、新潟市の東北電力ビッグワンスタジアムでインターハイ(平成24年度全国高等学校総合体育大会)が開催される。陸上競技における注目選手の一人が、桑名高等学校の愛敬彰太郎君(写真左から2番目)。平成23年、「日本ジュニア・ユース陸上競技選手権大会」男子ユース400mでは47秒45という大会新記録を出し、1位に輝いた。その後、日本代表として出場した「第7回世界ユース陸上競技選手権大会」(開催地・フランス)では47秒42をたたき出し、メドレーリレーでは銀メダルを獲得している。
まさに世界を舞台に活躍している。日本ユースでの全国制覇や世界ユースへの代表選出については「うれしかったこと」と率直に言うが、「自分はとても負けず嫌い。どんな大会であろうと、一番になれなかったときは悔しい」と、決して満足はしていない。
この夏のインターハイに向け、「まずは地区大会を確実に突破すること。ライバルは全国にたくさんいるので、自分の最大スピードを上げることを課題に練習しています。前半200mのタイムが縮まり、着実に進歩していると思います」と頼もしい。早寝早起きを心がけるなど、コンディションの維持にも気を配っている。 ( 中田有博)