慶應義塾大学(東京)の「第67回三田祭」が2025年11月21~24日に開催される。実行委員長の須藤大喜さん(4年)に、学園祭の特徴や見どころを聞いた。

「日本最大規模」の学園祭

―学園祭全体の特徴を教えてください。

三田祭は、毎年11月に4日間開催される、日本最大規模の学園祭です。350を超える参加団体、そして毎年20万人を超える来場者の皆様のお力添えのもと、今年で67回目の開催です。港区のオフィス街にたたずむ普段の落ち着いた雰囲気のキャンパスを、慶應生一人一人の持つ熱い思いで彩ります。あふれだす非日常感が格別です。

他の学園祭にも負けない一番の特徴は「慶應生が一番の主役である」点です。準備から当日の運営まで、三田祭に関わる全ての責任を慶應生が担っています。「慶應生の輝きを最大化できるように」という考えを一人一人が持ちながら三田祭を創り上げています。

三田祭実行委員長の須藤大喜さん

予約できる受験生向け相談企画

―見どころは?

一つ目は受験生向け企画「受験のすゝめ」です。在校生と一対一で相談ができる「受験相談会」が人気を博しています。相談したい学部の学生がいる時間を事前に予約できるので、忙しい受験生も来やすい企画です。好評をいただいている三田祭限定販売の「受験のすゝめ」冊子・合格祈願御守りも販売予定です。

二つ目は三田祭のフィナーレを彩る「後夜祭2025」です。慶應義塾大学の誇るさまざまなパフォーマンス団体による、超豪華企画です。

代々受け継がれてきた歴史ある企画で、毎年ステージは超満員。慶應生の最大限の努力が集う瞬間を目撃できます。一瞬にかける慶應生の情熱を、ぜひ感じてください。

慶應生の「青春」を目撃せよ

―意気込みをお願いします。

今年度は「誇らしく、僕ららしく」というキャッチコピーを掲げています。三田祭は慶應生の力を結集できる唯一無二の場。一人一人が各団体の構成員である前にまず「慶應生としてのステータス」があることを認識し、誇りに思い、一丸となって僕ららしさを表現できるよう努めてまいります。

私たち慶應生が全力で最後の青春をしているその姿から、皆さんの将来へのモチベーションへとつながるならば、これ以上に幸せなことはありません。

新型コロナウイルスの影響が収束し、人数制限のない三田祭を開催できるようになり今年で3年目。より進化した三田祭をぜひ体感してください。お待ちしております!

第67回三田祭

三田キャンパスのシンボル「大銀杏」が色づく中庭で、各団体が嗜好(しこう)を凝らした飲食物を販売する模擬店企画は毎年多くの来場者の方に人気(実行委員会提供、24年撮影)

【開催日時】11月21日(金)~24日(月・振)午前10時〜午後6時

【前年来場者数】約20万人

【開催キャンパス】三田キャンパス

【交通アクセス】JR山手線・京浜東北線「田町駅」から徒歩8分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田駅」から徒歩7分、都営地下鉄大江戸線「赤羽橋駅」から徒歩8分

【予約】不要

【HP、SNS】公式ホームページ:https://www.mitasai.com/

公式X:https://x.com/mitasai_pr

【大学の特色や自慢できる点】何と言っても縦と横のつながりの強さ、一人一人の大学への愛の強さだと思います。全慶應生が必ずと言っていいほど、春の六大学野球のリーグ戦「慶早戦」を応援しに行きますし、一人一人がこの大学で過ごせることへの強い誇りを持っていると思います。三田祭の時期に関連させると、三田キャンパス、日吉キャンパスそれぞれのいちょうのモミジが美しすぎるのも自慢です。(須藤さん)

【慶應義塾大学を目指す受験生へ】受験生期間は、精神的にも肉体的にも本当に苦しいと思います。そんな時でも、支えてくれている周囲の方への感謝と合格した先の自分を繰り返しイメージすることを忘れなければ、きっと良い方向に進むと私は信じています。

最後に、ぜひ三田祭へお越しください。きっとあなたの「やりたい」があるはずです。皆さんの未来が素晴らしいものになるよう、心から応援しています!(須藤さん)