勉強のおともである文具。上手に使えば学習の効率がアップする。大手文具メーカ-・コクヨは8月、文具を組み合わせた学び方を提案。高校生記者が社員に取り組みに込めた思いを聞いた。(取材・高校生記者=さつき、雫 構成・野村麻里子)
複数の文具組み合わせ学習
コクヨは8月、ノートでおなじみの「Campus」を、学び方を提案するブランドに刷新すると発表した。

コクヨが全国の高校生1245人にアンケートしたところ、自信をもって学び方を確立できていると答えた生徒は7.7%だった。探究型教育へとシフトした今、「問いをどう立てれば良いか迷う」生徒たちの現状がある。
「楽しく自分に合った勉強ができるように支援したい」という思いのもと「複数の文具を組み合わせ新しい勉強法をメモ勉・ちょこ勉・とじ勉・モチ勉・ベース文具の5つの“まなびレシピ”として提案しました」(Campusのブランド戦略担当・堤沙也佳さん)。

例えば、「メモ勉」は、ノートふせんやロールふせんを駆使して、情報を教科書にまとめる勉強法だ。先生の補足説明などをふせんに書いてはりつけ、「大事な情報が散らばり探せない情報迷子」状態から抜け出せる。
自分に合った勉強法見つけて
9月、平行四辺形タイプの形が新しい「よく消えるのに折れにくい消しゴム」、「ペンのように持ち運べるブッククリップ」など、レシピに紐づくCampusブランドの新商品12種類が発売された。
「Campusはノートを通じて多くの小中高生や学生のみなさんに寄り添ってきました。話す中で、文具がきっかけで勉強が楽しくなったという声を聞き、文具の力にあたらめて気づけました。ノートだけじゃない他のCampusの商品にも、ぜひ興味を持ってもらえると嬉しいです」(堤さん)

堤さん自身も、勉強法に苦戦した時期があったという「高校時代は要領が悪く、テスト前にまとめノートを作るのに夢中になり、本番で思い出せないなど失敗を繰り返し、自分なりの勉強法を見つけていきました。みなさんも自分に合った勉強法を見つけてほしいです」(堤さん)
【イチオシ】ちょこ勉 ミニルーズリーフが使える

通学時の学習ストレスを解決してくれるレシピ。ミニサイズのバインダーで計画・要点・暗記用のルーズリーフを集約。単語帳として赤シートで隠せます。
【イチオシ】とじ勉 かる~い穴あけパンチが◎
ルーズリーフもプリントもバインダー1冊にまとまる神レシピ。特に薄型の穴あけパンチは使い心地抜群! 重くてかさばるイメージが覆されました。
さつき・2年