高校の授業は、中学と比べてスピードが速く、科目が増え、内容もより専門的になります。ついていけるか不安に感じている新入生に向けて、高校生記者の先輩に「授業についていくコツ」を伝授してもらいました。

スキマ時間で予習・復習

【1】事前に教科書を読んで予習

ついていくには予習が欠かせません。高校の授業はとても進度が速いからです。授業後の休み時間や、家で次の授業で習う範囲の教科書を読んで理解します。そこで分からなかった部分を授業で聞けばいいんです。(そろ=新2年)

予習・復習をすることが授業についていくコツ(写真はイメージ)

【2】通学時間に復習する

授業中に取ったノートをスマホで撮影し、電車の中で見て復習します。帰り道は覚えにくい単語を口に出して唱えるなど、毎日何かしら授業の内容に触れましょう。余裕を持ってついていけます。(マリア=新2年)

授業の受け方を工夫する

【3】先生の話し方に注目

授業をなんとなく聞くのではなく、「大事な所は絶対自分の知識にするぞ!」という意識を持つのが大事です。「今のこのフレーズ、いつもより声が大きい!」や、「ここ、板書の色を変えてる!」など、先生に注目するのも効果的です。ささいなことにも気を配ると眠くもならないし、授業も楽しく受けられます。(みらーじゅ=新3年)

「自分の知識にする」と意識して授業を受ける(写真はイメージ)

【4】サボる人に流されない

中には内職してたり、スマホを触っていたり、授業用のタブレットでゲームをしている人もいます。周囲に流されて同じようにしていると、確実に授業についていけなくなります。「憧れの高校に入学できたから」と気を緩めず、先の大学受験までを見越して、しっかりと授業を受けることをおすすめします。(怜生=新3年)

日々の積み重ねが大切

【5】手帳で勉強スケジュールを管理

毎日コツコツとワークなどで復習することが大事。一度分からなくなると授業にどんどんついていけなくなるので、習ったところは確実に覚え、後回しにしないように。教科数が一気に増えるので、大変ですが、手帳を使って管理すると勉強のし忘れが防げます。(にゃー=新3年)

手帳を使って、いつ、何を勉強するか管理する

【6】苦手分野から逃げない

高校は学ぶ内容が多く、テストでは試験範囲の演習が終わらず困っていました。私は完璧主義で高得点を狙いたくなるのですが、苦手分野だと勉強のやる気がでないし点数が取れないので、より苦手に……。しかし、少しでも点数が上がれば良いな、という気持ちで勉強することで少しずつテスト勉強に慣れました。(ほえーる=新3年)