4月から電車通学を始める新入生も多いのではないでしょうか。私は中学時代にホームで体当たりされて以来、トラブルに巻き込まれないよう、電車の待ち方や乗り方に気を配るようになりました。自分の身を守るため、電車通学で心がけていることを紹介します。(高校生記者・Sowa=2年)

中学生のときにホームで体当たりされた

私は中学生のとき、通学中に駅のホームで、電車が来たタイミングで体当たりされました。混んでいる狭いホームで列に並んでいたとき、同じ列に並んでいたサラリーマン風の大きめの男性がぶつかってきたんです。

工事中だったホームドアの柵部分にぶつかったので、ホーム下に落下せず助かりましたが、とても怖かったです。

今思い返すと、並んでいた相手を無意識に抜かしてしまっていたのかもしれません。ぶつかってきた人は私のことをにらみ、何も言わずに電車に乗り込んでいきました。もちろん悪いのは体当たりしてきた人です。ですが、ホームを歩く際、意識的に心がけるようになったポイントがあります。

突き飛ばされたときは、工事中でホームドアの扉が閉まっていなかった

【1】駅ではスマホを見ない

1つ目は「スマホなどを見ず、周りに気を配ること」です。以前はホームで電車を待っているとき、スマートフォンでニュースをチェックしていました。しかし、スマホを見ていると周りの異変に気づきづらく、何か起こったときに行動が遅れてしまいます。

特に混雑した駅では、列に並んでいたとしても絶え間なく人が動いています。スマホを見ていると迷惑な場所にいても気づかないケースもあるので、駅ではスマホを見ないようにしています。

【2】人の流れを把握する

2つ目は「人の流れを把握すること」です。利用者の多い駅は、電車に並ぶ列が複雑です。気づいたら並んでいた人を抜かしてしまっていたり、別の電車の列に並んでいたりすることもあります。

人の流れの把握は、自分も周りの人も気持ちよく、トラブルを避けて電車に乗るために大切です。

人の流れを把握して並ぼう(写真はイメージ)

【3】無理に座ろうとしない

3つ目は「無理に座ろうとしないこと」です。座りたいがために走って電車に乗り込む人が多くいます。しかし、周りの人とぶつかったり並んでいる人を追い越したりなどで、電車内の雰囲気が悪くなっている印象です。トラブルを避けるためにも乗降は焦らないように心がけています。

周りをしっかり見ることが、トラブルや人との衝突を避け、自分自身を守る最善の方法だと思います。電車通学に慣れると気がゆるみがちですが、私は体当たりされた日を思い出し、日々気を引き締めて学校に通っています。