身近な出来事や人の影響で、勉強への向き合い方が大きく変わることがあります。勉強に対する意識が変わり、「やる気スイッチ」が入ったのはどんなタイミングでしょうか。高校生たちのエピソードを集めました。
周囲の言葉や行動に影響された
-
【1】悔しさを原動力に
テストのたびに点数を聞いてくる人がいました。自分がその人より下の点数だと、競ってもないのに「勝ったー!」と言ってきます。嫌な気持ちになると同時に、「次は絶対超えてやる!」と勉強熱心になりました。(べいびぃ=3年)
「絶対にテストの点数で勝つ」と決意【2】先生の経験談に触発された
学年集会で先生の過去の話を聞いてから勉強への取り組み方が変わりました。先生は「今勉強してることの多くは将来役に立たないと思ってない?」と切り出し、勉強がどれだけ人生に影響しているか、勉強しておくべき理由など多くの体験談を語ってくれました。身近な人の努力した話を聞き、触発されました。(Sowa=2年)
【3】親友の姿に「負けていられない」
中学・高校ともに一緒に厳しい運動部に入った親友が、脚の障害のため退部しました。その後、「難関大の医学部に行く」夢を見つけ、人が変わったように勉強する姿に触発されました。「親友に比べて自分は何をしているんだろう、負けていられない」と思ったことがきっかけで、勉強に対する意識が変わりました。(ちーずらぶ=1年)
父の言葉がきっかけで勉強熱心に(写真はイメージ)【4】父からの叱咤(しった)で「勉強しなきゃ」
あまりにも成績が悪すぎて、父親に叱られました。中3の時、「受験生なんだから最低でも5時間は勉強しろ」と言われ、怒られることが怖いため毎日必死で5時間をこなしていました。最初は嫌々頑張っていましたが、だんだんと「勉強をしなければならない」意識が変わりました。(藤咲花佳=2年)
「大学入試」を意識した
-
【5】課外活動で意識が変わる
課外活動で東日本大震災の教訓を継承するプロジェクトに入ってから、勉強への意識が変わりました。プロジェクトを通して行きたい学部を見つけ、入試形式などを調べるうちに意識が上がったんです。複数の科目が融合するような課外活動を始めると、思わぬ視点から興味が広がるのでおすすめです。(しまりす=1年)
大学受験が迫り危機感抱く【6】1歳上のいとこを見て危機感
高2の9月くらいまでは「受験まで1年半くらいあるし、まだ大丈夫でしょ」と焦りなどなかったのです。しかし、1歳上のいとこが推薦入試で合格したのを見て、「あと1年もないんだ……」と危機感を持ちました。模試がうまくいかなかったことも重なり、「今やらないと絶対後悔する」と勉強に対する姿勢を変えられました。(にゃー=2年)
持ち物を変えてモチベアップ
-
【7】自分好みの筆記用具にした
お気に入りのノートを使い、数学への取り組み方が変わりました。好きな青のノートで、中にはデコレーションシールを貼りました。「もっと問題を解くために使いたい」という気持ちが湧いてきます。勉強へのモチベーションを上げるために、筆記用具を自分好みにするのは役立ちますよ。(青龍=3年)