通学中や休み時間、ちょっとした待ち時間……、意外と「スキマ時間」はあるもの。上手に活用すれば、効率よく勉強を進められます。高校生記者に「15分」でできる勉強方法を聞きました。

【1】電車で単語帳を開く

約15分間の電車通学をしているのですが、通学時間はいつも単語帳やハンディサイズの問題集を開いています。基本的には、学校の小テストに合わせて持ち歩くものを決めます。テストがない日は、朝その日の気分で英単語帳や古文単語帳、社会の用語集、化学の小問集合などを1冊決めて勉強しています。(けやき=3年)

電車で単語帳を開いて勉強する(写真はイメージ)

【2】YouTubeで単語を聞き流す

YouTubeで古文単語を聞き流しています。他にも英単語や地歴の一問一答など、さまざまな動画があるので、気分によって変えることも。その日に勉強したい教科や、自分に合った動画を見つけられます。食事中やストレッチ中に流しておくだけでも、効果を感じられるのでオススメ。何度も聞くと自然と体が覚えてくれます。(ちーずらぶ=1年)

【3】「講義系」の参考書を読む

食事の時に、現代文や地理の「講義系」の参考書を読んでいます。話し言葉で分かりやすく、講義を受けているような感覚で解説されています。第1講、第2講と区切られていて、10〜15分で読めるものが多いのでおすすめ。英単語などの暗記系も試しましたが、食事中は赤シートを動かすのが大変。「読むだけ」で勉強できる講義系のものがぴったりです。(にゃー=2年)

【4】問題集を解く

15分は短く感じますが意外と長いので、社会科目の問題集を解いたり、暗記したところの再確認をしたりしています。15分間ただ参考書などを眺めるのではなく、「手を動かす」ことを意識しています。(るぅか=3年)

問題集を解いて手を動かす

【5】洋書を読み長文読解対策

英語の長文に慣れるため、洋書を読むのがおすすめ。洋書といっても、あまり難しい英語が使われていない子ども向けの物語を読んでいます。おすすめは『ハリー・ポッター』シリーズで、映画を見て内容を知っていれば読みやすいはずです。短い時間でも毎日読み進めれば、英文を読むスピードが速くなります。(なつ=3年)