高校生記者のゆおさん(1年)は超難関校に通っています。受験生時代を振り返ると、中学3年の夏に始めた「朝勉強」で一気に成績が伸びたといいます。朝型の勉強で成績を上げる秘けつを教えてもらいました。
「勉強は朝が勝負!」先輩の言葉で奮起
中3の夏休みまでは「周りより少しだけ成績が良い」程度。成績のグラフが緩やかに上がっていましたが、夏休みごろから急に右肩上がりになりました。
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きっかけは、志望校に通う先輩にもらった「勉強は朝が勝負! 気合で朝早く起き上がるんや!」というアドバイスです。熱血なアドバイスをもらうと実践しないわけにはいきません。朝早く起きて勉強してみると、効果が得られました。
6時半起き生活続け偏差値急上昇
夏休みは23時に寝て、6時半に起きる生活をしていました。学校が休みの日は、起きてから着替えをし、少し時間を置いたらまずは前日に暗記したものを20~30分ほどかけてもう一度暗唱して、頭に入れていました。
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その後は、昼まで数学の問題に取り組んだり、国語の長文を解いたりしていました。午前中はまだ疲れていないので、なるべく負担が重い教科をするようにしていました。
学校が始まってからは、7時に起きて20~30分、前日の夜に暗記したものを思い出していました。そこから準備をし、かなりギリギリに学校に着いていました。学校が終わると、16時半~22時ごろまで塾の自習室で勉強をしていました。
自習室にいる間はダラダラ勉強しても仕方がないので勉強と休憩が3:1くらいの割合になるよう、休憩を多めに取っていました。帰った後は暗記だけ少し行い、寝ていました。
朝勉強を続けると、数学の偏差値は全国模試で55から75まで上がり、何度か100点も取れました。英国数の3教科の偏差値は、60から80まで上げられました。
朝が苦手でも試してみて!
中高生には、徹夜して勉強する人も多いでしょう。理由は「達成感」にあると思います。徹夜をすると「自分は夜遅くまで頑張った」という満足感を得られ、自信がつくため、なかなかやめられません。しかし、満足感や達成感は「自分は朝早くから勉強した」という朝勉強からも得られます。
もう一つの理由は体質です。「朝が苦手だから夜に勉強する」という人もいるでしょう。しかし、どんなに朝が苦手な人でも、一度朝勉強を試してほしいと思います。頑張って自分なりに早起きをする方法を見いだしてください。僕は朝が苦手すぎて、シャキッと起きるために寝起きに腹筋をしていました。朝勉強を試してみれば、心も体もすっきりするのが分かるでしょう。