インスタグラムで友達とつながることに疲れを感じていた私。思い切ってアカウントを削除してみたら、メリットばかりだったんです。SNSに疲れている同世代の人に、体験談を伝えます。(高校生記者・べいびぃ=3年)

インスタに疲れてアカウントを削除

インスタグラムで「誰が何をしているか」を見るのが当たり前な毎日を送っていました。しかし、友達のインスタグラムを見ると「Aちゃんは映画館に行っているし、Bちゃんもお出掛けしていていいなあ……」など、自分と比較しがちになり、だんだん疲れてきたんです。

受験期が重なったこともあり、インスタグラムから解放されたくて、それまで友達やクラスメートとつながっていたアカウントを思い切って削除しました。

受験勉強に使っていた英単語帳とバインダー

すると「自分と他人を比較しなくてもいい」「自分は自分だ」「SNS上で他人を気にしなくていい」と思えて、自分を大事にできるように。とても気が軽くなり、勉強にも集中できるようになりました。今は、家族ぐるみで付き合いのある、幼稚園からの友達とだけつながるアカウントを持っています。

自分の生活に合った使い方でいい

「SNSは人間関係を円滑にするために必須だ」などと思う人もいると思います。私は、その意見を否定したいわけではありません。ただ、「みんなSNSをやっているから、私もSNSをしないとダメなのかな」「SNSをしてないって古いのかな」と思う人がいたら、まずは世間の意見を優先するのではなく、自分の意見を第一に尊重してほしいです。「自分はどうしたいのか」を考えて、自分に合った生活でSNSを活用してもらいたいです。

SNSで学校の人とつながることは当たり前かもしれませんが、私は他人に監視されているように感じます。SNS以外にも「みんながやっているから」という理由で、自分の意志に反してやりたくもないことを無理して続けると、とてもストレスになってしまいます。自分の人生の主役は自分。一人一人が自分の意見を第一に尊重できる社会になることを願っています。