最近の高校生の部活動では、SNSを使った広報活動が活発に行われています。私の部活でも、インスタグラムを使っています。しかし、写真投稿をめぐりモヤモヤした出来事がありました。(高校生記者・くれは=2年)

確認前に写真投稿されモヤモヤ…

私の所属する部活には、活動を紹介するインスタグラムのアカウントがあります。日々の活動内容や大会の参加報告をする広報用のアカウントです。鍵はかけていません。

インスタグラムで部活の活動内容をアップしている(写真はイメージ)

他の部員2人と大会に参加し、大会名が書かれた看板の前で全身の記念写真を撮りました。後日、部員からLINEで「インスタに上げていい?」と顔だけモザイクがかかった写真が送られてきました。体にはモザイクがかかっていない状態だったので抵抗感を覚え「嫌だ」と返答。部員は「どこが嫌なのか、改善するから上げさせて」と、どうしても投稿したい様子でした。

確認前に写真をあげられてモヤモヤ…

結局、全身モザイク処理をすることで折り合いをつけました。ですが、私が確認する前に、インスタにアップされてしまいました。確認を取ってから投稿してほしかったのですが、「わざわざ私のためにモザイクをかけてくれたし、そこまで思うのは心が狭いかな」と考え、我慢しました。なんとなくモヤモヤが残りました。

「写ってる人が嫌じゃないかな?」確かめて

SNSへの写真投稿は、写っている本人の十分な意思確認が必要です。何か嫌なことや不安があったら必ず伝え合うことが大切だと感じました。SNSはさまざまな人に「知ってもらえる」ツールですが、誰かが不快な思いをしてまでSNS広報活動をすることは必要でしょうか。一度立ち止まって、必要性や意義についてしっかりと考えてほしいです。