成績が良い高校生は、どうやって勉強に集中しているのでしょうか。首都圏の難関高校に通うあるてあさん(1年)に、勉強を効率よく進めるために「長時間集中するコツ」を教えてもらいました。
【1】課題に優先順位を付ける
定期テストや受験に向けた勉強では、長時間集中力を保つことが重要です。しかし、周囲の誘惑に気が散ったり、すぐに疲れたりしてしまうという人も多いのではないでしょうか。集中するにはコツがあります。
1つ目のコツは、小さなタスクに優先順位を付けておくことです。「次は何をしよう……」と迷わず、すぐ課題に取り組めます。
自分が集中できる時間に合わせて、その日にこなす課題を書き出します。10~30分で終わる量にするのがおすすめです。1時間以上かかるような量の課題を設定すると先が見えにくく、諦めたり、飽きたりしてしまいます。すぐ終わる量の課題に取り組むことで、より集中しやすく、終えた時の達成感も味わいやすくなります。
【2】タイマーを活用する
次に、タイマーを活用することです。キッチンタイマーのようなシンプルなものでよいです。スマホにもタイマー機能がありますが、使わないようにしましょう。SNSやゲームなど、誘惑がたくさん潜んでいるからです。
タイマーで勉強した時間を計りましょう。「今日は〇時間も勉強した」と、頑張りの成果が数字ではっきりとわかります。長時間勉強する日にはぴったりです。
制限時間を決めるのも大事です。例えば「問題集のこのページを15分で終わらせよう」と決めます。実際にかかりそうな時間より少し短く設定しておくのがコツ。「急いで解かないと」と焦りが生まれるので、集中して解けます。時間制限があるテストや入試の練習にもなります。
【3】体調管理を徹底する
そもそも体調がよくないと勉強には集中できません。睡眠時間や十分な食事、適度に椅子から立つことなどを心がけましょう。勉強中に眠気を感じたら、短時間の仮眠をとることも必要ですよ。 (高校生記者・あるてあ=1年)