単語が分かっても長文が読めない、なんて悩んでいる高校生もいるはず。高校生記者たちが、上手に長文を読むポイントを紹介します。少しの工夫で、英語の長文も怖くなくなるかもしれません。
単語と文法の基礎固め
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【1】単語力をつける
単語を見て、意味が1秒で出てくるようにならないと、長文をスラスラ読めません。単語はサッとでも目を通し何度も繰り返し覚えることが大事だと思います。長文を読んでみて、分からない部分の文法、単語を確認し分析する「精読」も、読解力がつきます。(ynn=3年)
【2】文法の基礎を固める
単語の暗記も大事ですが、文法がわかっていないと文章の構成を理解できません。文法の基礎を固めてしまえば、あとは単語を少しずつ覚えていくだけです。(麦=1年)
【3】多義語が持つ意味を覚える
英単語のうち多義語が持つ意味をそれぞれしっかり覚えることが大事です。例えばmeanには「意味する」という意味だけでなく、「中間的なもの」「卑劣」「収入」など、広く知られていない意味もあります。加えて、熟語を覚えておくと効果的です。(べいびぃ=3年)
文章を区切って読む
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【4】文の切れ目を意識
長文を読む上で大事なのは、文の切れ目を把握すること。「S=主語、V=動詞、O=目的語、C=補語」に分類し、読解することで、文の切れ目がはっきりするはずです。(クリオネ=3年)
【5】スラッシュリーディングを活用
英文をある程度のまとまりで区切りながら読む「スラッシュリーディング」を、解く前に行うことです。分からない単語がでてきたら辞書を引くなどして意味を把握していきます。(こうちや=1年)
【6】接続詞で文の流れを予測
基本的にどの長文も、各段落の1文目が「一番伝えたいこと」を述べるキーセンテンスになっているので、意識して読むと話の内容をつかみやすいです。加えてandやhoweverなどの接続詞に注目することで、その後の話の流れを予測できます。(むく=2年)
全部理解しようとしなくてOK
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【7】大枠でとらえる
一文一文を頭の中で訳して読むのではなく、イメージをつかんで大枠を捉えることが大事。例えば日頃から「water=水」とただ単語を暗記するのではなく、水の写真を想像して覚えると、長文でも読めるようになります。(ynn=3年)
【8】分からない単語は読み飛ばす
単語の意味が分からなくても、止まらず読み進めることです。分からない単語があって戸惑い、単語の意味で悩んでしまっても、後の文でその単語の意味が分かることもあります。(べいびぃ=3年)