グループディスカッションや部活のミーティング、友達同士での決めごと……。高校生活には複数人で話し合う場がたくさんあります。上手に意見をまとめるコツを、高校生記者に聞きました。
【1】まずは受け入れる
相手の意見をはじめに受け入れることが大切です。自分の意見が必ずしも相手の意見と一致することはないので、まずは相手の意見を聞き入れます。自分と違う意見であっても前向きに捉えて、「新しい視点を得られた」とプラスに考えるようにしています。選択肢が増えたと捉えて、議論の余地を広げるのがいいと思います。(青=2年)

【2】否定せずに意見を広げる
否定しないことです。否定をし合う議論は良いアイデアが出ません。相手の意見に反対する場合は、「その考え方もあるよね。じゃあ……」と添えるだけでも、気持ちのよい話し合いができます。議論がエンタメ化し、まるで勝ち負けがあるかのようにゆがめられている今、意識的に向き合い方を変える必要があります。(スー=1年)
【3】意見を組み合わせる
意見をまとめる際のコツは、全ての人の意見を肯定することです。そしてAとBという意見が出た場合、2つを組み合わせた選択を作ります。そうすると全ての人が納得に近づけると思います。(クリオネ=3年)

【4】紙に書いて投票する
私はグループでリーダーになった際、それぞれの意見を紙に書き、誰が書いたのか分からないようにした上で投票することが多いです。意見が出ないと困るやり方ですが、出しやすいように随時グループに確認を取りながら進めていくので、不満があれば立ち止まって考えます。(しろくま=2年)
【5】独り言のように発言する
みんなの意見を聞いたら相手に意見するのではなく、「〇〇もいいなー」と自然に独り言ぽく言っています。友達と行き先を決める時は「〇〇も楽しそう!」と相手にポジティブに思わせるように心がけています。(べいびぃ=3年)