学校の一大行事、体育祭。「種目の人気度が知りたい」と、編集部に読者から意見が寄せられた。そこで、LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生に「体育祭で好きな種目・嫌いな種目」についてアンケート。118人から寄せられた声の一部を紹介する。(佐々木菜緒)
【好きな種目】リレーやダンスが人気
「体育祭で好きな種目」について聞いたところ、最も多かったのは「リレー」で54票だった。次に「ダンス」48票、「借り物競争・借り人競争」が44票、「玉入れ」「綱引き」40票と続いた。
【好きな理由】「リレーは一体感が楽しい」「ダンスは盛り上がる」
リレーが好きと回答した人からは、「各チームの緻密な戦略がカギとなるのが魅力」(2年男子)、「いつもは団結力のないクラスでも、掛け声やバトンパスなどで一体感が生まれるのが楽しい」(大福餅・2年女子)と、協力し合える楽しさを挙げる人が多かった。
ダンスについては、「他の学年の人とも心を通わせられる」(ぽんず・1年女子)、「楽しく踊っているのを見て盛り上がれる」(みむ・2年女子)との理由が寄せられた。
借り物競走には、「お題を引いてみないと次がわからないから面白い」(水華・1年女子)、「あまり動きたくない人も借りられる側として競技に参加できるため、運動が好きでも嫌いでも楽しい」(Lua・2年女子)という声があった。
綱引きは騎馬戦のような物理的な上下関係がなく、徒競走のような個人戦でもないので好き」(たまご・2年男子)、「ムカデ競争は息を合わせて練習をしてスピードが速くなっていくのが楽しい」(みみん・2年女子)という声もあった。
【嫌いな種目】リレーや徒競走が不人気
続いて、「体育祭で嫌いな種目」について聞いた。最も多かったのは「リレー」で43票、次に多かったのが「徒競走」で38票だった。「ダンス」についても「嫌い」が35票だった。
【嫌いな理由】「リレーは迷惑かける」「ダンスの勝敗基準が不明」
嫌いという回答が最も多かったリレーでは、「自分が遅いことで全体に迷惑がかかる感じがする」(しょーゆ・1年女子)、「自分が速かったとしても他の人が遅かったら勝てない」(他力本願・1年)との声があった。徒競走では、「リレーは他の人にカバーしてもらえるけれど、徒競走は自分だけで何とかしなくてはならないから」(ちゅるちゅ・1年女子)と、走る競技への苦手意識が見て取れた。
ダンスについては、「ミスをしたりフリを間違えたりしたら、と思うと心配」(ラムネ・1年女子)や、「第三者による判定のため、勝敗基準が不明瞭」(たまご・2年男子)と評価に対する疑問も見られた。
他にも、台風の目や騎馬戦については、けがを心配する意見もあった。
「団結」が好き嫌いに影響
好きな種目、嫌いな種目ともに1位は「リレー」だった。「団結力が確かめられる」「迷惑をかけるのが申し訳ない」など、チームへの貢献をどう捉えるかで意見が分かれたようだ。その他の種目についても好き嫌いが分かれる傾向にあったが、「玉入れ」「綱引き」といったクラス全体で参加する種目の方が好きと答える人が多い傾向だった。競走やムカデ競争など、好きな人よりも嫌いな人が多い種目もあった。
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