武蔵野大学(東京)は次の学長に小西聖子(こにし・たかこ)副学長・人間科学部教授を選び、発表した。1924年の法人設立以来、初の女性学長という。任期は2025年4月1日から4年間。西本照真(にしもと・てるま)・現学長の任期満了に伴う交代。

小西教授は精神科医で、公認心理士、臨床心理士。犯罪被害者支援や外傷後ストレス障害(PTSD)の治療を専門とする。1999年に前身の武蔵野大学人間関係学部教授に着任し、学部長も務めた。学外では政府の法制審議会委員や内閣府男女共同参画会議議員を歴任した。
武蔵野大学は2021年にアントレプレナーシップ学部、24年にウェルビーイング学部を開設し、現在13学部などに学生約1万3千人が所属する。「メンタルヘルスを専門とする新学長の就任により、ブランドステートメント『世界の幸せをカタチにする。』のもと、より一層のウェルビーイング社会への貢献を目指します」としている。