授業での発表など、高校生は大勢の人前で話す機会がたくさんあります。苦手な人には苦痛の時間ですよね。緊張する場面でも上手に話すために効果があった方法を、高校生記者に聞きました。

事前準備をしっかりと

【1】話したいことを用意しておく

私は人前で話すとき、あらかじめ話したいことを頭の中で用意しておきます。何を伝えたいか忘れたり、言葉が思いつかなかったりするときに備えて、安心して話せるように準備します。(みかづき=2年)

話す内容を用意しておく

【2】紙やスマホへ事前にメモ

私は社交不安障害を持っており、大人数や知らない人の前で話すのが怖いです。話す内容を事前に紙やスマホにメモしておくことで、話せなくなってもメモを見せることで伝えられます。(エリース=1年)

話し方を意識する

【3】ハキハキと声を出す

緊張したときこそハキハキとした声で話すようにしています。ハキハキと、ゆっくり話すことで、聞き取りやすく、心を落ち着かせる時間を作り出します。事前にしっかり準備することで、自分の話す内容に自信を持つことができます。(にゃー=2年)

聞き取りやすいようにハキハキ話す

【4】ゆっくり話す

学校が開催している外部生向けのスピーチ大会の司会を英語でしたことがあるのですが、とにかくゆっくり話すことを意識しました。聴衆の目を見るのではなく、首元を見るよう意識しました。(るぅか=3年)

立ち振る舞いを工夫

【5】笑顔で緊張をほぐす

笑顔で話すこと、そして「緊張している」と自分で思わないことを心がけています。緊張していると思うと余計に緊張してしまいますが、心の中で「緊張してない、大丈夫」と思うようにするとリラックスできます。(べいびぃ=3年)

【6】手を使って注意をひきつける

身ぶり手ぶりを使って話すことを心がけています。私は言葉だけで伝えるのが得意ではないので、手を動かして視覚的にも伝えるようにしています。話し手に動きがあると、聞いている人が飽きずに注意を向けてくれる効果があります。(かすてら=3年)

身ぶり手ぶりも使う

【7】人前に立ったらすぐ話す

私は心の準備ができる前に話し始めると、人の視線が気になり緊張してしまうので、人前に立ったらすぐに話し出すようにしています。そして、事前にしっかりと準備することが自信につながります。(あじさい=2年)

【8】人の顔を見る

聞いてくれている人の顔をしっかり見ることも心がけています。人の顔を見て話すことで相手の反応が分かり、緊張が解けてきます。自分が相手に何を伝えたいのかを明確にした上で、相手の立場に立って話します。(芽郁=3年)