私は高1の夏休みが終わってから約1カ月の間、不登校でしたが、今は皆勤賞をとるくらい元気に学校に通えています。なぜ再登校できるようになったのかを伝えます。(高校生記者・べいびぃ=3年)
クラスメートからばかにされ
私が不登校になった原因は、クラスメートから悪口を言われたことです。体のことや英語があまりしゃべれないことをばかにされるなど、とても嫌なことが重なりました。
不登校になってすぐは何もする気が起きず、食欲も出ませんでした。体重は6kg減少。涙が止まらないのと同時に自己嫌悪になり、自分に対して否定的な考えをするようになりました。
夢が見つかり再び学校へ
不登校の間、学校がある日は家でリモート授業を受けました。体育などリモートがない授業の間は、韓国ドラマ「女神降臨」を見て気分転換していました。地味な容姿に悩む女性がメイクを練習し変わっていくこのドラマを見るうち、メイクや韓国にハマったんです。
韓国人メイクアップアーティストであるウォン・ジョンヨさんのメイクが好きになりました。今は日本化粧品検定やウォン・ジョンヨさんのメイクアップブックで勉強しています。他にも韓国カフェに行くなど、今までなかった趣味を見つけられました。美容に目覚め、「将来は美容業界で働きたい」と思うようになりました。
「今の私にできること」を考える
夢にたどり着くには、高校卒業や勉強が必要とわかり、再び学校に行くようになりました。「学校は将来の夢までの通過点」と捉えることで気が楽になり、高2では皆勤賞を取れました。
周囲からされた「嫌なこと」を忘れるのは難しいです。でも、まず自分の好きなこと、新しいことをやってみると、新たな趣味や将来の夢、目標などが見つかります。
大切なのは「今の私にできることは何か」を考え行動すること、今まで触れたことのなかったものに触れること。そうすれば、新しい自分に出会えます。