高校では授業のスピードが中学より速く、内容も難しくなります。ついていけるか心配な新入生もいるのではないでしょうか。中学と高校の授業の違い、授業の受け方などを高校生記者がアドバイスします。
授業のスピードが速くなる
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【1】疑問点やポイントもメモ
高校の授業は中学よりもスピードが圧倒的に速く、科目数も多く、密度も濃くなります。私が大事にしていることは、とにかく授業をしっかり聞くこと。「家や塾でやればよい」と先延ばしにしてもほぼやらず、テスト前に理解度の低さに絶望するだけです。しっかり聞くために、板書だけでなく疑問点やポイントもメモする工夫をしています。(みかん=2年)
【2】雑談も聞き逃さない
「あとで復習すればいい」と思わず、授業時間の中で内容を理解するよう努めることが重要です。先生が黒板に書いたことだけでなく、話したこともしっかりメモすると、テスト前に役立ちます。おすすめは、先生の雑談もノートの端にささっとメモすること。雑談の中で、覚えやすい語呂合わせやダジャレを教えてもらえることもあります。授業中は先生の話にしっかり耳を傾けてください。(桜いをり=3月卒業)
「ただ授業を受けるだけ」はNG
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【3】能動的に授業を受けて
能動的に授業を受けることが大切だと思います。先生に言われたことだけをメモするのではなく、自分で考えついたポイントもメモしておくと復習のときに思い出しやすくなります。(青=2年)
【4】普段から自分で考え、周りと共有
高校では、授業の中で話し合いをする機会が多くなります。普段から「これはどういうことだろう」「こういうことなんじゃないかな?」と自分で考えて、それを友達や家族と共有してみる。そうすると、話す練習になります。視野が広がり、興味関心のあることが多くなると、勉強するのが楽しくなるかもしれません。(みとたま=3月卒業)
中学よりも自由度が上がる
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【5】自分のくせを知っておいて
私の高校ではノート提出や、先生がノートの出来を評価する「ノート点」がなかったので、先生の板書を全部書かなくてよくなりました。なので、ノートには自分が本当に必要だと思うことを好きなように書いていました。周りには、自由帳のような線もないノートに好きなように書いている人もいます。
中学以上に好きなように勉強できるようになるため、自分のくせを知っておく必要もあります。(りとるしゃけ=3月卒業)