英語を勉強していく上で、避けられないのが英単語の暗記。なんとなく後回しにしたり、勉強し始めてもすぐに飽きて嫌になったりという人も多いのではないでしょうか。偏差値70の高校に通う私がいろいろな方法を試してたどり着いた、英単語の勉強のコツを紹介します!(高校生記者・すい=3年)

【1】例文を読む

英単語帳を使って勉強している高校生は多いと思います。そこでまず私がおすすめするのが、例文をしっかり読むことです。

TOEFLの勉強に使った単語帳

ただ英単語の横に書いてある日本語訳を読むよりも、実際にその単語がどのように使われるのかを知ることで、頭に残りやすくなります。さらに、例文中に使われている知らない単語を積極的に覚えていくと、どんどん語彙(ごい)力を伸ばせます。

例文をしっかり読みたい人におすすめなのが、『DUO 3.0』(アイシーピー、税込1320円)という単語帳です。この単語帳に載っている、面白くて役に立つ例文を覚えることで、語彙力、読解力、さらにスピーキング力が同時に身につきます。

【2】イラストにして覚える

なかなか覚えられず飽きてしまったときは、覚えたい単語をイメージした絵を描いてみるのも効果的です。例えば、「天頂」という意味の「zenith」という単語。私はこの単語に初めて出会ったときに絵を描いておいたことで、その後はzenithと聞くと自分で描いた絵が頭に浮かぶようになりました。絵で覚えることで、英単語が日本語を介さずに頭に入ってくるのもポイントです。

単語の横にイラストを描いた

【3】家族や友達と「テスト」をする

「明日テストがある」「1カ月後に英検がある」など切羽詰まった状況ではモチベーションが高まっているので、英単語を一気に覚えるチャンスです。そんなとき、私は家族や友達に口頭で「テスト」をしてもらいながら覚えることが多いです。家族や友達に言ってもらった日本語を私が英語で答えたり、言ってもらった英単語の日本語訳を答えたりします。他の人に手伝ってもらうと、テンポよく単語帳を進められる上、勉強が少し楽しくなります。

【4】オリジナル単語帳を作る

普段テストや課題で読む長文の中の知らない単語をリストアップして、時々見返すのもおすすめ。余力がある時だけでもメモすることで、実際に英文で使われた単語のリストができ、より自分に合った「オリジナル単語帳」が作れます。

私の「オリジナル単語帳」。オンライン上で管理しています

私は英単語の暗記にかなり苦手意識を持っていました。しかし、工夫しつつ頑張ってみたことで、英文、特に長文が圧倒的に読みやすくなったと強く感じています。同じように単語力に自信のないみなさん、ぜひ今回紹介した小さな工夫を取り入れてみてください!