「放課後は部活、帰ったら勉強。規則正しい生活も心がけなきゃ!」と忙しい生活を送っている中高生は多いのではないでしょうか。忙しいからこそ、私はあえて「ルーティンなし生活」が大切だと考えています。(高校生記者・さぼてん=2年)

「ルーティンなし生活」を心掛ける

私は高2の4月頃、進級と同時に自分の生活スタイルを見直し、自分にはルーティンを作らない生活が合うことに気づきました。帰宅後は日によって過ごし方が異なり、翌日以降に行われる小テストに向けて勉強したり、自分の気持ちに合わせて休息を設けたりしています。

疲れた日によく読むお気に入りの本

疲れた日は勉強を一切しないこともあるので、翌日学校の休み時間でするようにして、少しでも勉強時間を確保できるように調節しています。

ネガティブな気持ちを紙に書き出す

私はルーティンなし生活を送るうえで大切にしていることが2つあります。

1つ目は「自分と向き合う時間」を取ることです。これもいつするかは決めず、「最低週に1回」とゆるく捉えています。この時間にはネガティブな感情を紙に書き出して整理し、心の健康維持に努めます。「エクスプレッシブ・ライティング」といい、ストレス解消に効果があるそうです。他にも自分の悩みやすい性格を理解して、対処法を身につけるためにカウンセラーの動画を見たり、本を読んだりしています。

エクスプレッシブ・ライティングのためのノート

就寝時間は決める

2つ目は、「ルーティンなし生活」でも就寝時間は決めることです。私は通学時間が長く起床時間が早いので、就寝時間は22時半から23時と決めています。

高校入学後、「その日習ったことはその日のうちに理解する」ことを徹底しようとして、毎日布団に入るのは日付が変わってからでした。そうして気付かないうちに心と体が疲れ切ってしまい、好きなことが楽しめなくなるほど苦しい時期がありました。何よりも大切な自分の心と体を守るために、就寝時間は決めておくべきです。

自分に合った生活を心掛けて

周りの人の言うことを聞くのは大切ですが、自分に合っていないのに無理をすると心と体が壊れてしまいます。私も「周りに配慮はするけれど、自分軸で生きる!」と決めたものの、周りから反対されたり、やはり葛藤があって苦しくなったりすることもあります。ですが、周りに配慮しながらも自分を大切にすることは悩みが多い中高生の間だけでなく、大人になっても大切だと考えます。みなさんも生活スタイルを見直してみてはどうですか?