オープンキャンパスに行ったり、大学のホームページを見たり……。みなさんはどのような方法で大学の情報を手に入れていますか? 私は先日、大学の学園祭に行きました。そこで得た学びを紹介します。(高校生記者・さぼてん=2年)

オーキャンで「なんか違う…」

「微生物の研究が盛んな大学に絶対に進学したい!」。これは私が中学生のときから抱き続けていた目標です。しかし、今年の夏休みに大好きな微生物の研究が行われている第1志望の大学のオープンキャンパスに参加したら、「なんか違う」という思いを抱きました。研究を紹介しているブースや展示を見ても、やりたいと思えることがなかったんです。その時に、自分の興味関心が変化していることに気づきました。

マイクロプラスチックを使ったアクセサリー作りを体験

先生や先輩に「行きたい学部や学びたいことは早めに決めたほうがいい」と言われていたのに、「やりたい」と思えることが見つからず……。お先真っ暗な中、来年の選択授業の科目を決める締め切りが近づいて、不安でいっぱいでした。そんな時に取りあえず近くの大学のホームページを見ていると、学園祭の案内を見つけました。「実際に大学を見て、自分の興味関心と向き合いたい」と思い、行ってみることにしました。

大学のリアルを実感できた

「どこから来たの?」「この大学に入りたいと思っているの?」。たくさんの大学生や先生に話しかけられました。1人で行ったこともあり、最初は少し混乱してしまいました。ですが、同時に大学生や先生の優しさ、大学生活の楽しさがたくさん伝わってきました。ホームページやSNSではあまり分からない、ありのままの大学生を感じることができました。

科目選択の面談の資料。多くの大学を調べた

大学生や大学のすてきな雰囲気だけでなく、大学生の実力を知ることもできました。私は英語のディベートを見学し、みんな帰国子女なのかと思うほど、流ちょうに英語を話す姿に圧倒されました。「私もこうなりたい!」「私は英語を軸として社会の課題解決に取り組みたいんだ!」。かっこいい大学生を見たり、直接大学での学びについて教えてもらったりしたことで、自分が本当にやりたいことに気づきました。

学園祭で目標を見つけた

私は大学の学園祭に行ってみて本当に良かったと思っています。直接大学生に話を聞くことができたり、雰囲気を感じることができたりと、メリットだらけでした。新たな目標ができ、勉強に対するモチベーションが上がったような気がします。進路に迷っている人は、ぜひ大学の学園祭に行ってみてください!