私は高校選びの際、2校ほどしか高校見学をせず後悔しました。「自分には手が届くはずがない……」と早々に諦めた高校が多かったからです。高校受験を控える人に、私の学びを紹介します。(高校生記者・れもん=1年)

レベルが高い高校を見学せず後悔

私が高校見学をもっとすればよかったと後悔しているのには2つ理由があります。

1つ目は、「絶対に手が届かない」と思い見学しなかった高校も、試験を受ける頃にはその高校に挑戦できるレベルに自分が到達していたことです。

高校選びの時に使っていたノート

高校見学に行った3年生の8月は、ちょうど1回目の模試を受けた頃。自分の実力も分からないので、「レベルが高すぎる」と感じる高校は受けるべきではないと考えていました。

しかし、今考えると、高校選びの段階で諦めるのは良くなかったなと思います。受験までの間に自分は成長するし、諦めることは可能性を狭めてしまうと学んだからです。高校選びの段階では、身の丈に合わないなどと考えず、自分の理想の高校生活を求めても良かったと反省しました。

比較して学校選びができなかった

2つ目は、比較対象は多ければ多いほどよいのだと後から気付いたことです。私の場合、高校選びのかなり序盤で「通いたい」と熱望する高校が見つかったため、その高校を中心に高校調べを進めました。

検定の加点についても要チェック。左は私の受験期の友

しかし、「この高校は自由な学校だと思っていたけれど、他の高校より校則が厳しそうだな」など、他校と比べながら懸念点や良い点を見つけることができていなかったと思います。他にも、パンフレットだけではわからない「実際に通っている生徒の雰囲気」なども、いくつか高校見学をすることでよりはっきりと理解できると思いました。

高校選びの取り組み方にたくさん後悔しましたが、多くの学びを得られたので、大学受験に生かしたいです。私の高校選びの振り返りが、これから高校受験に挑む人にとって少しでも役に立つとうれしいです。