会話がなかなか続かない、話しかける勇気がない……。学校生活でそんな悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。コミュニケーション力を付けるコツを高校生記者に聞いてみました。

笑顔であいさつしてみよう

【1】まずはあいさつ

いきなり積極的に話しかけられなくても、まずひと言「おはよう」と言う勇気を出してみてください。私は「あいさつのときだけは空気を読まない」と決めて、顔見知りには自分からあいさつをするようにしています。普段おしゃべりをするときよりも少し明るめのはっきりした声で、笑顔で言えれば満点です。(桜いをり=3年)

笑顔のあいさつが会話の始まり(写真はイメージ)

【2】笑顔忘れずに

とにかく積極的に話しかける。初めて会う子でも、勇気を出してあいさつからはじめてみると、意外と話せると思います。笑顔も大事です。相手も話しやすいし、自分も話したくなります。 (ラパン=3年)

会話を続けるテクを使う

【3】質問形式で話しかける

相手の筆箱やキーホルダーにあるキャラクターなどを話題に話しかけます。「〇〇好きなの?」と質問形式で話しかけると会話が続きやすいです。(水素水=1年)

キーホルダーにも話題のヒントが

【4】さらに質問を重ねる

質問から会話を広げるのがおすすめ。「テスト、難しかった?」や「何部に入っているの?」など簡単でOK。答えが返ってきたら「○○部なんだ! 練習って大変?」ともっと突っ込んでみてください。大事なのは相手に興味を持つこと。楽しそうに話を聞けば、仲が深まること間違いなしです。(あなご=3年)

会話のネタを見つける

【5】ニュースを見て話題集め

コミュ力は「話題を持っていること」と「話題をどう膨らませるか」によって決まると思います。参考書だけでなく、ニュースなどを見ることにより話題を補うと良いでしょう。(コウヨウ=3年)

【6】好きなことを知り共通点探す

「コミュ力お化け」と言われる私が心がけている3カ条があります。

1つ目は「笑顔であいさつ」。お互い話し掛けやすくなります。2つ目は「好きなことを知る」。同じものが好きなら仲良くなれるチャンスです。よくわからないものなら「見てみるね」と声をかけます。3つ目は「共通点を探す」。持っているものや苦手科目など、まずは共通点を探してみます。この3カ条に加えて、話す時に相手のトーンに合わせることを心掛けています。(きらら=3年)

聞き上手になろう

【7】大げさにあいづち

相手の話を聞く姿勢も重要です。大げさにあいづちを打ったり、笑ったりすると相手が心地よく話せる環境を作れます。(さるすべり=3年)

相手の話に興味を持って、なるべく大きなあいづちを打ちながら話を聞きます。相手もしゃべりやすくなるし、自分も突っ込みたいことが出てきて会話が盛り上がります。聞き上手になるのが大切です。(ごぱん=3年)

【8】驚きのリアクションをする

リアクションを大きく。ただ「へえー」で終わらせず、「そうなんだ!」と驚きのリアクションをします。会話は言葉のキャッチボールです。ボールを受け取るとき、ワンアクションを入れると会話も続くでしょう。(シロキ=3年)

聞き上手は話し上手(写真はイメージ) 

【9】相手を思いやる

コミュ力を高く見せようとするあまり、話し相手を置き去りにしないよう気をつけています。最初から高いコミュ力を目指さず、相手を思いやった会話が効果的なコミュニケーションになると考えます。(木名瀬=2年)

練習あるのみ!

【10】意識的に人と話す習慣を

とにかく回数を重ねることが一番。私は小さい頃から親戚とすら話せない子でした。中学生になってから学級委員などを務め、人前で話す機会が増えて話せるようになりました。少しずつ人と話す習慣をつけることが大切だと思います。(りとるしゃけ=3年)