苦手な科目は取り組むのがおっくうになりがちです。苦手科目への向き合い方や取り組み方の工夫を高校生記者たちに聞いてみました。
まずは基礎を固めよう
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【1】基本問題をミスなく解く
確実に基礎を固めていくのがおすすめです。公式や語句など、覚えていれば確実に点がとれるものに優先して時間を割きます。基本の問題をミスなく解くことを目標にすると、苦手科目に向き合いやすいです。完璧を求めすぎず、「得意」や「好き」にはなれなくても「嫌い」にならないように付き合っていくことが大切です。(桜いをり=3年)
【2】教科書を隅々まで読み込む
苦手科目は最大の伸びしろです。克服するためにはしっかりと基礎固めをすることが大切です。教科書を隅々まで読み込み、基礎知識を理解することから始めましょう。最初は大変かもしれませんが、「これをクリアしたら点数も偏差値も爆上げできる!」とポジティブに考えてコツコツ取り組んでいきましょう。(あなご=3年)
勉強する順番を工夫
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【3】「最初」に取り組む
苦手教科は覚えなければいけないことや、理解に苦しむことが多いです。なので、勉強するときは苦手教科に最初に取り組むようにしています。ただ苦手教科ばかりだとすぐに飽きてしまうので、こまめに休憩を挟んだり、得意教科を15分ぐらいやったりして自分の機嫌を取るようにしています。(Yokokami1=2年)
【4】まずは5分やってみる
自分の好きな科目と苦手な科目は交互にやるようにしています。5分でもいいので苦手な科目にも取り組んで、嫌になったら好きな科目に戻します。こうして少しずつでも苦手な科目に触れることが大切だと思います。(にこ=3年)
【5】好きな科目で挟む
苦手科目を好きな科目で挟んでいます。例えば数学が苦手で国語が好きなら、国語を45分、数学20分、国語45分のように、短時間の苦手科目の勉強を繰り返します。嫌いなものに時間をかけても勉強自体が嫌になるだけです。(りとるしゃけ=3年)
繰り返し取り組もう
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【6】何回も解き自信をつける
ありきたりですが、何回も解く。だんだん解けるようになるので自信がついてきます。(rim=2年)
【7】テスト直し、問題の解き直しが大事
私はもともと数学が苦手。高1の夏、力を入れて勉強するようになりました。その時、まず「分かる」と「できる」の違いをはっきりさせて、もう一度問題を解き直しました。また、テスト直しと質問することの重要性を意識し、1年後には偏差値が17も上がり、進学校で学年3位を取れました。(コウヨウ=3年)
【8】短時間で何度も取り組む
苦手科目は1度に長時間勉強するのではなく、短時間で回数を増やすようにしています。テスト前の休日は特に苦手な3科目くらいで、「25分演習→5分答え合わせ→5分休憩」を繰り返します。夕方と夜には間違えたところの解説を見たり、解き直したりします。5分の休憩には音楽を1曲聴いたり、水分補給をしたりしています。(さぼてん=2年)
これまでとは違うアプローチを
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【9】楽しい面はないか模索する
私は以前、英語が大の苦手でした。海外の人と話したことすらないのに、知らない言語をよく分からないまま勉強するのが大変だったからです。ですが、学校行事で本場の英語に触れる機会があり、苦手だったはずの英語を好きになりました。
苦手科目の楽しい面に目を向け、日常に落とし込んだ形で触れることで、苦手意識が減ると思います。(水素水=1年)