なかなか勉強を始められず、気づけば数時間……という人も多いのではないでしょうか。「やるべきことがあるのにやる気が出ない!」を打破する方法は? やる気を出すコツを高校生記者に聞いてみました。

とりあえず始めてみる

【1】5分だけやってみる

5分だけ…10分だけ…やる作戦! 本当に少しでいいので、1回スマホから離れて机の前に座ってみる。座るだけ、5分間、10分間耐えてみる。そうしたら自然と「やらなきゃ!」という気持ちになれて、やる気が出ます。(りとるしゃけ=3年)

【2】自分に声掛けする

「よし、やるかー!」と言いながら立ち上がる。言葉にすることで少しやる気が出るし、立ち上がった勢いで勉強机に向かうことができます。(rim=2年)

とりあえず机の前に座ってみる

環境を変える

【3】図書館、自習室…自宅外で勉強

どうしてもやる気が出ない……。そんな時は思い切って環境を変えるのが一番です。図書館や学校の自習室、カフェなど、いつもとは違う場所で勉強してみましょう! 誘惑になるものがないので勉強だけに集中できます。「外では勉強、家では休む」のサイクルを作り、勉強と休憩のメリハリをしっかりつけることが大切です。(あなご=3年)

【4】スマホ断ちする

家で勉強をやろうとしても、スマホなどの誘惑に負けてゴロゴロしてしまう人が多いと思います。そこで私は、塾の自習室や図書館など、スマホを触れない環境に移動して勉強します。周りの人の目が「監視」となるし、夏場は冷房も効いていてとても集中できます。(水素水=1年)

環境を変えて勉強(写真はイメージ)

【5】あえてきちんとした服装に

部屋着で勉強をすると思わずだらけてしまいます。出かけるときと同じように服装を整えるのがおすすめです。1日中家で勉強する日もきちんとした服装で机に向かうと、気持ちがしゃきっとしてモチベーションも上がります。集中できないときには、そのままカフェや図書館に行くこともできます。(桜いをり=3年)

ご褒美作戦

【6】小さいご褒美をたくさん用意

自分でご褒美を作ります。簡単なのは「お菓子を食べる」「動画を1つ見る」などです。できるだけ短いスパンで区切って、小さいご褒美をたくさん用意する方が、やる気を出しやすいと思います。(にこ=3年)

短いスパンでご褒美を用意

【7】勉強前と後に好きなことをする

勉強を始める前と終わった後に好きなことをする。私は英語が好きなので、始める前にお気に入りのスピーチを見てやる気を出します。終わったらご褒美として「推し」を見ます。

始めも終わりもご褒美を10分以内にすることがポイント。「10分で切り替えられない」という人もいるかもしれませんが、毎日続けることが重要。次第に慣れてきます。(さぼてん=2年)

やる気の出ることを考える

【8】友達をライバル視する

勉強に身が入らないとき「友達は今、何をしているんだろう?」と考えるようにしています。そうすると、「私がこうやってさぼっている間もコツコツ勉強しているんだろうな。私も絶対に負けられない!」と勝手にライバル意識が芽生えます。自然とやる気が出てきて、集中して勉強できます。(Yokokami1=2年)

【9】将来の夢を思い浮かべる

私は進学校や非常に学力の高い塾に通っており、プレッシャーを感じて勉強に気が乗らないときがあります。そのようなときには将来の夢を思い浮かべて、それに至るルートを頭の中で思い描きます。「勉強をしないという選択肢はない」と思うことでやる気を出しています。(コウヨウ=3年)