第35回国際情報オリンピック(IOI2023)が8月28日から9月4日までハンガリー・セゲドで開催され、日本からは4人の高校生が参加。2年連続で全員が金メダルを獲得した。文部科学省と情報オリンピック日本委員会が発表した。
87カ国・地域 の351人が参加
大会には、世界87カ国・地域 の高校生ら351人が参加し、効率の良いアルゴリズムの設計や実装など、数理情報科学の問題解決能力を競った。

2年連続で全員が金メダル獲得
金メダルは参加者の成績上位者約12分の1に、銀メダルは続く約12分の2に、銅メダルは続く約12分の3に与えられる。日本代表の結果は次の通り。(敬称略)
- 田中優希(たなか・ゆうき、兵庫・灘高校3年) 金メダル
- 尼丁祥伍(あまちょう・しょうご、兵庫・灘高校2年) 金メダル
- 児玉大樹(こだま・だいき、兵庫・灘高校3年) 金メダル
- 西脇響喜(にしわき・ひびき、東京・筑波大学附属駒場高校3年) 金メダル
児玉さんは2021年、2022年に続き3年連続で、田中さんは2022年に続き2年連続でそれぞれ金メダルを獲得した。
来年はエジプトで開催予定
日本代表は1994年から3年間派遣された後、中断を経て2006年から毎年4人ずつ派遣されている。今年は21回目の参加だ。
第36回国際情報オリンピックは、来年エジプトで開催される予定。国内予選となる第23回日本情報オリンピックの一次予選は9月16日、10月15日、11月18日に行われる。詳細はホームページを要確認。