「もうすぐテストなのに、古文単語が覚えられない…」。そんな経験がある高校生は多いのではないでしょうか。『しゃべって覚える古文単語300』は、古文単語を日常的な会話の中で使いながら覚えるという斬新な参考書。古文に苦手意識がある人、古文はとっつきにくいと感じる人におすすめです。(高校生記者・桜いをり=3年)

例文が「日常会話」

7月に発売された『しゃべって覚える古文単語300』(Gakken、税込1397円)の一番の特徴は、「日常生活の中で使える例文」で300の古文単語が紹介されているところです。

7月に発売された『しゃべって覚える古文単語300』

例えば、「すばらしい」「目新しい」という意味をもつ「めづらし」には、こんな例文が紹介されています。

強豪校同士の対決だから、めづらしき(すばらしい)試合になりそうだ。

めづらしき(目新しい)文具を見つけると、つい買っちゃう。

普段使ってる言い回しで例文が書かれている

「目新しい」という意味は、現代語にある同じ音の「珍しい」から推測できますが、「すばらしい」という意味は覚えていないと分かりません。このような多義語(一つの単語でいろいろな意味をもつ語)には、きちんとそれぞれの意味に合わせた例文が書かれているところもポイント。現代の言葉の中に古文単語が入るため、ニュアンスの分かりにくい言葉も理解しやすくなります。

マンガやイラストで親しみやすい

キャラクターの会話を訳す問題やまとめテストも付いていて、力試しをしながら、着実に単語を身につけられるところもポイント。くすっと笑えるマンガやかわいいイラストが散りばめられていて、とっつきにくい印象の古文単語も、親しみやすく感じられます。普通の単語帳と同じように、赤シートを使って反復学習できます。すっきりしたレイアウトで、ひとつひとつの単語の情報が簡潔にまとまっていて読みやすいです。

友達との会話に取り入れてみて!

本書で紹介されている例文は、どれも日常生活の中で使いやすいものばかり。ただ暗記するのではなく、アウトプットして記憶に定着させるのがおすすめです。例えば、友達と「昼休みの間、1文に必ずひとつ古文単語を入れて会話する」など、ゲーム感覚で使うのも楽しいです。

古文単語を使って書いた日記。単語にはマーカーを引いて印象に残りやすく

ひとりでできるアウトプットなら、日記もおすすめ。「1日の日記で3個は古文単語を使う」などのルールを設ければ、意識的に単語を使うことができます。推しを形容するときに古文単語を使うことを意識すれば、ややこしい形容詞系の単語も覚えやすいはず。ぜひ古文単語を身近に感じながら、自分に合った方法を探してみてください。

古文を身近な存在に

古文はなじみのない言葉が多く、外国語のように感じてしまう人も多いと思います。しかし、古文単語には、私たちが使っている現代語の原型になった言葉、今も残っている言葉がたくさんあります。この参考書は、より身近な存在として古文と向き合うことを教えてくれる一冊です。

この本を読めば、私たちが友達や家族と日常的に会話をしたり、SNSに気持ちを書き込んだりするのと同じように、1000年前に生きた人々も、その時々の自分の思いを誰かに伝えるために言葉を使っていたことが分かるはずです。

『しゃべって覚える古文単語300』プレゼント

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