私は中学3年生の10月まで部活をしていましたが、偏差値70の公立高校に合格しました。部活で時間がとれなくても合格できたのは、隙間時間をうまく使ったから。そんな私の経験談を紹介します。(高校生記者・みかん=1年)

部活に熱中、勉強はほとんどせず…

中1の頃、憧れだった吹奏楽部に入部し、熱心に練習していました。一方、勉強はほとんどせず、定期テスト前に詰め込み。当然点数は取れず、成績は良くありませんでした。

中2の夏休みに高校調べの課題が出て、ひとまず家から近い高校をチェック。その時に「一目ぼれ」したのが、今通っている高校。偏差値の高さに驚きましたが、勉強に力を入れ始めました。

100均で購入した隙間時間勉強用のノート。持ち運びやすいA6サイズを選んでいます

まとめノートで隙間時間を有効活用

そうはいっても、部活動の時間が長く、なかなか勉強できませんでした。そこで信号待ちの時間など、隙間時間を活用するために、2冊のノートを用意しました。

【1】暗記ノート

まずは「暗記ノート」です。漢字や英単語など、覚えたいことをノートにまとめました。ポイントは2つ。1つ目は一冊のノートに全教科の内容をまとめること。各教科ずつまとめると、持ち運びが大変です。制服のポケットに入れて、すぐ確認できるようにしました。2つ目はオレンジペンで書くこと。覚えたつもりでも、覚えてないことはあります。赤シートで隠してチェックしていました。

「暗記ノート」の英単語をまとめたページ

【2】ミスのパターンノート

次に「ミスのパターンノート」です。計算ミスや英語の時制ミスなど、ミスのパターンを分析して書きとめました。意識したのは、具体的に書くこと。計算ミスにも、符号ミス、途中式の書き間違いなどいろいろな種類があります。自分がしやすいミスのパターンをまとめ、隙間時間に何度も確認することで、テストの時に自然と気を付けられるようになります。

「ミスのパターンノート」で計算ミスをまとめたページ

「部活忙しい」は言い訳だよ

2つのノートを使って隙間時間を活用したため、基礎知識はばっちりに。部活引退後、応用問題にもスムーズに対応でき、志望校に合格できました。

受験で大切なのは、言い訳せず、解決策を見つけることだと思います。「部活が忙しいから」と言い訳をしていれば、妥協した学校に行っていたかもしれません。でも「部活が忙しくても、合格するにはどうしよう」と解決策を見つけたからこそ、志望校に合格できたのだと思います。

皆さんも、言い訳したくなったら「じゃあ、どうしよう」と思考を変えてみてください。その考え方が未来を変えると思います!