私は中学2、3年生の頃、友人関係に悩み、2~3日に1回学校を休むようになっていました。ですが、高校生の今は休まずに登校できています。不登校気味の状態を改善できたのはなぜかお話しします。(高校生記者・水素水=1年)

友人のささいな一言に傷ついて

私は友人関係に悩んで、学校を休みがちになっていました。原因は友人の何気ない一言に傷ついたり、自分だけ知らない話題で周囲が盛り上がったりなど、ささいなことの積み重ねで、心が持たなくなってしまったことでした。

友人と行ったお花見

中高一貫校に通っていたこともあり、中学3年までは学校を多く休んでも問題はありませんでした。ですが、高校生になると単位を落としてはいけないので、それまでのように学校を休むことはできなくなりました。

自分の気持ちをノートに書いて整理

私は相談できる人もいなかったので、悩み事を自己解決しようと思い、「自分が何の出来事でどんな気持ちになったのか」をノートに整理しました。するとだんだん、あることに気がついてきました。

お花見の後に行った猫カフェ

自分は、友人に対して「いくら何でも〇〇と言うべきではない」「あの時そう思っていたら、普通は○○するだろう」など、自分の理想像を押し付けていたのです。完璧な人なんて大人でもいないのに、何もかも自分の理想通りに行動してくれることを私は求めすぎていました。私は友人に「こうあってほしい」と「期待しすぎていた」のです。

友人と気軽に話せるように

それに気づいてからは、以前より友人と気軽に接することができるようになりました。気になる発言があっても「自然と口に出てしまっただけだろうな」と考えたり、頼んだことを忘れていても「私もそういうことがあるかもしれない、仕方ない」と思えたりするようになっていきました。

新高校生になった春には、それまで苦手だと思っていた人たちを自分から誘って、お花見に行きました。友人に「期待しすぎない」ことで、私は友人関係の悩みを解決し、不登校気味を解消できたのです。もし今、あなたが友人関係で悩んでいたら、それは「期待しすぎている」のかもしれません。