私は中学1年生から3年生まで不登校でした。当時の英語力はほぼゼロ。でも、「大学に通いたい!」という思いから一念発起。独学で4年間勉強し、英検2級に合格することができました。私が楽しく勉強を続けられた方法を紹介します。(高校生記者·ひかりん=3年)

文法は主語と述語を確認

最初に、私が学習で意識していることについてです。英語がわからない理由は、大きく「文法の違い」「単語の違い」「発音の違い」に分けられると考えました。

中学生のときの英語ノート。図書館で借りた英語の短編集を模写しました

文法は文法書を1冊買って、困ったときに確認。徐々に慣れていきました。主語と述語さえ分かれば、「それ以外は飾り」と割り切って読むことができます。実際の問題では文法を考えるのではなく、ざっくりと「ここからここまでがかたまり」と把握するようにしています。

覚えられない単語はスマホのパスコードに

次に、単語です。準2級から、似たスペルの単語に戸惑うことが増えました。実際の英文に触れることが一番効果的だと感じたので、過去問やネットで読める英字新聞などを教材に、気に入った文章や読めなかった文章をノートに写していました。語彙(ごい)以外に、英作文を書く力も付いたと思います。

今勉強している英検準1級の過去問。解答にも積極的に付箋を貼ります

どうしても覚えられない単語はスマホのパスコードにし、スマホを開くたびに思い出していました。数日で覚えられるのでおすすめです。

英文を見ながら英語を聞く

最後にリスニングについてです。単語は覚えているのにリンキング(2つの音がつながって発音されること)で理解できなくなってしまうということが多くありました。そこで、英検の過去問の解答に付いているスクリプトを読みながら、問題を聞いてみることにしました。

分かるようになったら音声に合わせて一緒に発音します。その後はシャドーイングに切り替え、毎日1時間ほど発音を行いました。声を出すのは息抜きになり、今でも続けられています。

このように、英語の勉強は工夫することで効果的に楽しくすることができます。私は今英検準1級の試験を控えていますが、勉強がとても楽しいです。みなさんが楽しく英語を勉強できるように願っています!