食べたものや訪れた場所をSNSに載せるため、思い出に残すために写真を撮る人は多いのではないでしょうか。女子高校生の友人たちに、意識しているポイントを紹介してもらいました。(高校生記者・りかがの=3年)

食べ物撮影は角度や高さを工夫

食べ物の写真を撮るとき、少し背景を入れて、目立たせたいものにしっかりとピントを合わせるのを意識しています。背景を入れると、メインとなる食べ物がよりはっきりと浮かび上がります。雰囲気も背景を通して伝わってくる気がします。

サンドイッチのボリューム感が伝わってくる

角度をつけて高さを工夫するとボリューム感が伝わります。食べ物をおいしそうに写せるので、意識しています。(きょうと=1年女子)

カメラを地面に近づけ臨場感を演出

風景の写真を撮るとき、なるべくカメラを地面に近づけると、臨場感のある写真に仕上がります。海など自然の景色の写真を撮るときは、自然そのものの姿を切り取るために、できるだけ人工物が写り込まないように気をつけています。

臨場感を意識して撮った海の写真

カメラを斜めに傾けて写真に動きをつけるようにすると、ありきたりな構図にならない上に、躍動感やその場の空気が伝わってくる気がします。(月菜=3年女子)

アクスタと一緒に撮って推し活

景色や食べ物と一緒に、アイドルのアクリルスタンド(アクスタ)を入れて写真を撮るのが好きです。アクスタに写っているアイドルの衣装と風景の雰囲気が似ているところで撮ります。写真に統一感が出る上に、一緒にその場所を訪れている気分になれます。

お気に入りのアクスタと共に

全身が写っているアクスタは画面の下側に、イラストのものは真ん中にするときれいに撮れます。撮影する時は周囲の人に迷惑がかからないようにすばやく済ませるのも大切です。(てんう=3年女子)

「光の力」できれいに撮影

写真を撮るときに、なるべく光が入るように意識しています。明るい時間帯に撮るときは、光を入れるとよりきれいで鮮やかな写真に仕上がります。

光が入り花びらがきれいに写った

一番撮りたい物にしっかりと焦点を当てます。背景に溶け込まず、撮りたい物がくっきりと浮かび上がります。ただ、撮りたいものだけでなく背景も一緒に写すと立体感が出るので、背景も入れて撮ります。(Ana=3年女子)

ピントにこだわると◎

私は写真を撮るとき、どこにピントを合わせるかをしっかりと決めています。こうすると、写真の中で何を目立たせたいかがハッキリします。メインを単体で撮るよりも、雰囲気に合ったものを背景にして一緒に写すと写真により統一感が出ます。

背景の植物や配置がポイント

室内で撮るときは観葉植物を置く、屋外で撮るときは周りの橋や木などを写り込ませるなどのひと工夫をしています。(いぶ=3年女子)

人の写り込みに注意

スマホを構えるときにレンズを真正面か、それより少し上に向けます。外で写真を撮るときにこれを意識すると、空がほどよく写り込んで、見栄えよく撮れます。

空を入れると奥行きが出る

観光地などたくさんの人が同時にカメラを構える状況では、レンズの向きをさらに上向きにしたり、角度を保ちながらまっすぐ上に上げたりして、なるべく他の人が写り込まないように工夫しています。(りかがの=3年女子)

【取材後記】試行錯誤してすてきな一枚を♡

「映える写真を撮りたい」「きれいに撮りたい」という思いは共通していても、撮るときに意識する点は人によって、また撮る対象によってさまざまであると分かりました。撮り方を試行錯誤する時間も、楽しみの一つのようです。楽しみながら、すてきな写真が撮れるといいですよね。