高校生活の充実に関わる「部活動」。入部してから自分に合わなかったと後悔しないように、確認しておきたい心得を高校生記者が紹介する。

活動日数を見極めるべし

部活動によって活動頻度はさまざま。無理なく続けるためにも、必ずチェックしよう。

学業と両立できるか、しっかり吟味しよう

【1】曜日と日数を確認

放課後の自由な時間も確保したかったので、休みが何曜日で活動が週何日あるのかに注目しました。プライベートと部活、両方楽しんでいます!(rim=2年)

中学と比べて通学時間がだいぶ増えたので、土日の活動の頻度が少ない部活にしました。休日も学校へ行くのは想像よりもストレスだったので、ちょうどいい頻度の部活が選べて良かったです!(わっちょ=2年)

【2】休みやすさも大事

部活の日数や曜日に加え、休みやすいかも基準にしました。習い事をたくさんしていたので、休みにくそうな部活は候補から外しつつ、運動もできるものを探し、山岳部を選びました。(ひよこのこ=2年)

【3】偽情報に注意

ホームページや新入生向けの部活動説明会で、活動日数をごまかしている部活に注意! 私の部活も説明では「月火水金(土)」だったのに、実際は月〜土は確実、たまに日曜日すら活動していました。そこは本当にだまされないでほしい! 先輩とかにさりげなく聞き出すべき。(りとるしゃけ=3年)

【4】引退時期はいつ?

大学受験を考えている場合、引退が遅いと受験勉強との両立が大変になります。先輩に確認しましょう。(おやさい=2年)

【5】情報をきちんと伝えてくれる?

活動内容や日数、部費の金額などをあいまいにせず、正確に伝えてくれるかに注目するといいと思います。部員を増やす上で不利になりそうな情報を新入生に隠す部活はあまり信用できないのではないでしょうか。入った後に「理想と違う!」ということもあり得るので注意してください!(りかがの=3年)

自分に合うかを見極めて

入部まで限られた選択期間。要点を絞ってチェックするのが大事。

自分にとって外せないポイントは忘れずチェック!

【6】仮入部で雰囲気をチェック

仮入部の時から仲良くなれそうな先輩、同級生がいるか確認しておきましょう。(おやさい=2年)

本入部の前に、一度は体験や見学をすることをおすすめします。その際に活動内容など、疑問に思うことを先輩に質問してみてください。ポスターや部活の説明会だけでは分からないことも多いです。ぜひ実際に自分の目で見て「この部活で3年間過ごしたい」と心の底から思える部活に入部してください。(桜いをり=3年)

仲の良い友達や気の合う人がいるということは、休日や放課後に部活に行くモチベーションの一つになります。部活を通して3年間一緒に頑張れる人と出会ってほしいです。(めておーら=3月卒業)

【7】活動目的を確認

本気で大会を目指す部活がある一方、ゆるやかな雰囲気の部活もあります。どちらが合うかはその人次第なので、活動頻度などと照らし合わせて自分が楽しく活動できる部活を選ぶといいと思います。(にこ=3年)

【8】周りとの力量差

経験のないことに挑戦する目的で入るのは良いことですが、高校では経験者と初心者での違いが圧倒的すぎるので、部活ではなく個人で取り組んだ方がいいと思います。他人と比べながら活動するのは長続きしにくいし、つらくてもいったん入部すると辞めにくいので……。(茶豆=3年)

自分の意志で決断すべし

周りに流されたり、本心とは違う選択をしたりすると後悔しがち。必ず自分自身で決断しよう。

自分の心に従って入部を決めよう

【9】周りに流されず選ぼう

私は運動部を2回も退部したというブラックな経歴を持っています。1つ目のバスケ部は友達にほぼ強制されて入部しましたが、練習がつらく部員にもきつくあたられて1年でやめました。運動は続けたくてバレーボール部に入部し楽しく活動していましたが、ある日突然顧問が代わり、それからの厳しい練習に耐え切れずに退部しました。今は英語ディベート部で毎日楽しく活動しています。(もち=2年)

練習量が多すぎて嫌になってしまわないか、活動内容が好きなことかなど、周りに流されるのではなく自分の意志でしっかり判断することが大切です。(かな=3年)

「友達が入るから」や「自信がないから」で入る部活を決めるのはやめた方がいいです! 初めは1人でも絶対仲良くなれるし、自信がなくても技術や体力は必ず後から付いてきます。とりあえず「えいやっ」と入ってみることが大切だと思います。(あかり=3年)

【10】自分の興味を大切に

もともと興味のあることももちろん良いし、心機一転、今までやってみたかったことにチャレンジするのもすごく良いと思います。先輩から情報を得たり、自分で納得するまで考えたりして選ぶことが大切だと思います!(ラパン=3年)