私はテレビの仕事がしたくて、美大進学を希望し、総合型選抜で合格しました。どんな準備をしてきたかを紹介します。(高校生記者・日若飛鳥=3年)

2年秋に志望校決定「正直遅かった…」

総合型選抜は、大学によっては5倍以上の倍率になります。私の志望校も例年倍率が高く、合格できる自信はありませんでした。

私は高校2年の秋に志望校を決め、勉強を始めました。正直、これは遅いスタートだと思います。「対策が早ければ早いほど合格率は高い」と、予備校や学校の先生にもたくさん言われました。できれば2年生の夏には志望校を決定すべきなのだろうな、と後悔しました。

受験情報をまとめたファイル

志望校が決定する前は、英検(理系なら数検)とボランティアをオススメします。調査書(大学に提出する書類)に実績として書け、プラス評価をしてくれる大学も多くあります。

作文を200本書いて対策

志望校が決まったら、試験内容をすぐに把握することが大切です。私は作文、ディスカッション、面接が試験で必要でした。大学のオープンキャンパスと進路相談会に参加したところ、特に配点が高いのは作文だと聞いていたので、2月くらいから試験日の10月までに200本の作文を書いて対策しました。作文や小論文は学校の先生に添削してもらうのが大切だと思います。

大学受験用にまとめていたノート

面接や専門知識はインターネットや書籍で学びました。他にも自分の憧れであるテレビプロデューサーの佐久間宣行さんのインタビュー記事や、書籍の内容で面接に使えそうな部分を総合型対策用ノートにまとめていました。

最後に、総合型選抜を受ける全ての方に覚えていてほしいことは以下の通りです。

  • ・目標、夢を見つけて努力する&目標とする人のまねをする。
  • ・教科の試験がない入試とはいえ、勉強は続ける。
  • ・大学調べは早めにする。
  • ・実力以上の学校に進学できる可能性もあるので諦めない。

「夢に向けて試験日まで努力すれば志望校に合格できる」「諦めなければ実力以上の大学にも合格できる」と分かりました。この記事が誰かの力になればうれしいです。