高校生は日々たくさんの先生と関わります。みなさんの学校で好かれていて人気があるのはどんな先生でしょうか。高校生記者たちに聞いてみました。

【1】教え方がうまくて授業が分かりやすい

難しい内容を分かりやすく伝えてくれる先生は、生徒にとってありがたい存在。多くの尊敬を集めているようです。

分かりやすい授業で興味を引き出してくれる(写真はイメージ)

■授業に小ネタや雑談を挟む

授業中、学習内容から派生してちょっとした小ネタや雑談を挟んでくれたり、生徒と双方向のコミュニケーションを大切にしてくれたりする先生だと、何かあった時にも安心して相談できます。滑舌がよく話の内容が聞きやすかったり、黒板の字が読みやすかったりと、授業がわかりやすい先生に人気が集まると思います。(桜いをり=2年)

■難しい内容を分かりやすく解説

教科書には載っていないような独自の表現や身近な例で、補足説明してくれる生物の先生がいます。ホルモンによる体内環境の調節の仕組みを、「脳の視床下部は『社長』、下垂体の前葉は『伝達・育成係』、器官は『各部署』だよ」というように、会社に例えて話してくれました。(かすてら=1年)

化学基礎の先生は難しい内容を身近な話題に例えて説明してくれ、授業が分かりやすいと評判です。(ASUNARO=1年)

■生徒を考えた進め方をしてくれる

英語の先生は出す宿題が少し多めで、小テストは追試を行うなど厳しめ。ですが、難しいテストがある週には単語テストをなしにしてくれたり、合格者を紙に貼り出したりなど、いろんな工夫をしてくれます。楽しく、勉強もしっかり教えてくれる先生が人気なのではないかなと思います。(Aurora=1年)

■アドバイスが的確

「生徒の成長を促す」というスタンスで、生徒と対等な立場で議論してくれる先生に親しみを感じます。「この場合だと~になるのですか?」という質問に「それだったら~と考えられるから、~というふうになるんじゃないかな」と的確にアドバイスをくれる先生を尊敬しています。(めておーら=3年)

【2】生徒とのコミュニケーションが的確

生徒としっかり向き合ってコミュニケーションをしてくれる先生たちも人気な様子です。

生徒との関係性を大切にしてくれる先生は信頼できる(写真はイメージ)

■生徒と向き合い褒めてくれる

勉強のこと以上に、生徒と向き合い、褒めることを大切にしている先生が人気です。どんな時も、まずは「偉いね」「すごいね」「頑張ってるね」と褒めてくれます。(りとるしゃけ=2年)

■寛容さがあり朗らか

授業の合間、積極的に雑談をしてくれる先生が人気です。生徒との距離が近く、生徒からイジられても面白がって対応できる寛容さも持ち合わせています。先生らしい安定感や、常に朗らかな人柄などが好かれるポイントです。(茶豆=2年)

■あいさつしてくれる

廊下で会った時にはきちんとあいさつしてくれ、進路のことも応援してくれます。授業も面白く、皆を笑わせてくれたり、動画を作って楽しませてくれたりします。生徒主体で考えさせる機会も多く、深く理解することができます。私たちが楽しい学校生活を送れるようにしてくれる先生が人気です!(ラパン=2年)

■共感してくれる

生徒が悩んでいる時にはまず共感し、それから一緒に解決策を考えてくれる先生。(ASUNARO=1年)

【3】人としての魅力がある

「先生」という枠を超えて、人間的な魅力を感じる存在には生徒から人望が集まるようです。

■担当教科への愛を感じる

40~50代の国語の先生は、私たちにいつも気を配ってくれる、すてきな先生です。授業中も私たちが嫌な思いをしていないか、いつも気にしてくれます。国語や読書がとても好きなことが伝わってきて、楽しそうでこちらも楽しくなります。(ふうくあ=1年)

■ユーモアあるすてきな人柄

受験関連の知識を豊富にお持ちで、ユーモアがあり話し上手な化学科のK先生と、笑顔が多く声もすてきな情報科のY先生が人気です。Y先生は大阪出身で、コテコテの関西弁に皆が魅了されています。お二人の共通点はやはり人柄の良さかと思います。(kirari=3年)