2023年度大学入学共通テストの受験者を対象とした河合塾の共通テストリサーチによると、国公立大志望者の難関大志向が鮮明になっている。「難関10大学」の多くが、昨年より志望者が増えている。

国立難関大志望者の動向についての河合塾の分析

共通テストリサーチによると、京都大(前年比108%)、大阪大(同105%)、名古屋大(同105%)、九州大(同104%)、神戸大(同104%)など、難関大は軒並み志望者が増えている。

東京医科歯科大との統合を決めた東京工業大は前年比104%、ソーシャル・データサイエンス学部を新設する一橋大は前年比108%だ。

東大は、大学全体では前年並だが、医学部医学科に進める理科三類の志望者が増加している。

京都大は、ほぼ全学部で志望者が増加し、堅調な人気がうかがえる。文系、理系とも共通テスト得点率80%以上の層が増加しているという。