上智大学法学部で学ぶセイスモサウルスさん(1年)。受験時代は、図書館や自習室、スキマ時間を活用して勉強したそうです。学校推薦型選抜で合格をつかんだ体験談を紹介します。
偏差値、男女比、学べる内容を重視
―どうやって受験大学・学部を決めましたか?
受験大学はできる限り偏差値が高いところにしました。目標が高ければどこかの大学には落ち着くと思ったからです。偏差値以外に、男子だけではなく女子とも関わりたかったので男女比にも着目しました。
学部については、法学部と文学部で迷ったので、他学部の内容も学べる大学を選びました。受験する学部に迷いがある場合は2つまで絞り、どちらを重視したいか判断すればいいと思います。
―どうやって情報を集めましたか?
パンフレットを請求したりネットで情報を見たり、進路指導室や図書館などで大学の情報を集めました。推薦条件や入試科目など自分の適正と合うかどうかも重視しました。
自分がどのレベルなのか知るためにも、模試の志望校欄は全部埋めることをおすすめします。特に志望がなければ早慶、MARCH、日東駒専、大東亜帝国レベルから選んでいきます。そこに地元の国立大学も入れるとよいと思います。私は最初のうちほぼE判定でしたが、受験勉強の後半になるにつれて良い判定も多くなりました。
単語暗記で授業理解度UP
―成績を上げるのに効果的だった勉強法を教えてください。
英単語、古文単語を覚えることです。授業が分かりやすく、長文は読みやすくなり、偏差値も順位も上がりました。
―過去問など、受験する大学に特化した勉強は、いつからどのように行いましたか?
3年生の8月頃から小論文の問題を解き始めました。赤本に掲載されている問題を解き、解答例と照らし合わせていました。進研ゼミの小論文講座も受けていました。受験慣れするために、学校以外で受ける外部の模試も受けました。
自習室や図書館で集中して勉強
―後輩におすすめしたい、部活や課外活動と勉強を両立できる、時間の上手な使い方があれば教えてください。
部活や課外活動をして、家に帰るとほっとしたり疲れたりすると思います。なので、家では勉強をせず、学校や自習室、図書館などでの勉強をおすすめします。休み時間やスキマ時間に英単語や古文単語を覚えるのも大切です。
―受験勉強で苦労したこと、大変だったこと、不安だったことはありますか? それらをどう乗り越えたかも教えてください。
なかなか勉強に集中できなかったり、勉強を始めるのが遅くなったりしたことです。解決策として図書館や自習室などで勉強し、家ではしない方針をとりました。しかし、コロナ禍の受験だったため、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出たときに図書館や自習室が使用できず大変でした。
受験当日はサブバッグがあると便利
―受験直前期や受験当日、大変だったこと、やって良かったことを教えてください。
受験会場に行くための新幹線などのチケットは、前もって金券ショップなどで買っておけば安く済みます。受験前日は早く寝ることが大切です。当日は入学時に借りるアパートのチラシを配っている人がおり、カバンにスペースを空けておくか、サブバッグを持っておけばよかったと思いました。
―今だから言える、受験勉強の後悔を教えてください。
万一、推薦入試で受からなかった場合、共通テストの自己採点を踏まえると第1志望校には受からなかったと思います。一般入試を受けることも想定して、早い時期から基礎固めなどをしておく必要があったと思いました。